【渋谷区】渋谷の駄菓子屋さんは以前は袋小路に面していた 雪崩れ落ちてきそうな駄菓子の光景とは
広い甲州街道から脇道の細い路地を進むと、40年前から営業を続けていると店主が述べている緑のドアの「駄菓子屋さん」が存在します。その名も「フレンドショップ・ひまわり」です。店内はまるで「駄菓子コレクター」の部屋に入ったかのようで、商品がきれいに並べられています。
フレンドショップ・ひまわり
目線よりも上にまで積み上げられた駄菓子の棚が四方を取り囲んでいる店内の姿は、その迫力で訪問者を圧倒します。店主によると、店を訪れた者は思わず「おおー」と声を上げるそうです。
店内には、見たことのない駄菓子も並び、ひとつひとつが視線を引きつけます。
仕入れは錦糸町から
店主によると、仕入れは錦糸町から行っているとのことです。現在はFAXで注文を行い宅配で送ってもらっているそうですが、過去には大きな行商カバンを持ち、直接問屋さんに行っていたそうです。
子供に優しく声をかける店主
優しい笑顔と穏やかな雰囲気を持つ店主は、訪れる子供から大人まで、すべての客に温かく接しています。この駄菓子屋さんは、甲州街道沿いで長年にわたり地域の人々を楽しませてきた名店です。
じつは、かなりの有名店
天井近くに、テレビ番組シールが貼られたサイン色紙が4枚ありました。店主の話しではテレビのロケ番組が多く訪ねて来るそうです。
(店主談 )
「ブログやYouTubeにお店がよく載るので、自分では宣伝をしたことがないんだけど、皆さんがネットを見て知ってお店に来てくださる。
先日も『ジャニのチャンネル』(現:よにのちゃんねる)に登場してましたよ、とお客さんに教えてもらい、びっくりしたんですよ。」
それはすごいです!と談笑しながら、駄菓子の写真を撮らせて頂きました。
駄菓子店で買ったもの
駄菓子を店内にある買い物カゴに入れました。
ともだちわたがし(40円)、あべっ子ラムネオレンジ味(20円)、ミルクボーロ(30円)、ココアシガレット(40円) 合計130円です。
パーッケージは記憶にあるのですが、味が思出せないココアシガレットを食べました。
細い棒状の砂糖菓子でした。硬めでパキっと折れます。少しずつガリガリ削って食べると、ココア味でスースーするハッカが入っていました。やさしい甘さでした。
お店の近辺は、次々とビルに建て替わっています。以前、店の前は北側からの路地の行き止まり地点だったそうです。今は建物の取り壊しもあり、広い甲州街道に通じています。店主の優しさと、雪崩れ落ちてきそうな駄菓子の光景を体験できる、貴重なお店です。
【フレンドショップ・ひまわり 】
住所:東京都渋谷区幡ケ谷2丁目8−3
営業時間:月曜日~土曜日10:00~18:30
日曜日10:00~17:30
定休日:不定休