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ピンキーな「スーパーカップ」とは?「たらこクリーム味」と「蟹チゲ風」

オサーンカップ麺ライター
「スーパーカップ」の「たらこクリーム味うどん」(左)と「蟹チゲ風ラーメン」(右)

ピンクまみれピンク推しの「スーパーカップ」

今回レビューするカップ麺は、エースコックの「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」と「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」。
Z世代向けに「映え」を意識したピンクまみれの商品で、いじめ反対の活動である「ピンクシャツデー運動」に賛同しています。

#ピンク推し
#ピンク推し

ピンクのパッケージが店頭に並ぶ様子は明らかにいつものカップ麺とは異質で、ど派手なピンク色は買うのにちょっと勇気がいるようにも見えます。
創作うどんとして定番味になりつつある「たらこクリーム味」と、近年注目を集める韓国味の中から「蟹チゲ」の味を再現されており、派手なピンク色も含めて若年層を意識したチョイスとなっています。

「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」

「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」
「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」

まずは「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」。「たらこクリーム」は創作うどんで定番味になりつつあり、カップ麺でも「どん兵衛」や「赤いきつね」といったビッグブランドがたびたび商品化しています。

「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」完成
「スーパーカップ1.5倍 たらこクリーム味うどん」完成

どピンクのたらこクリーム味のスープに、油揚げ麺の太めのうどんとかきたま、キャベツ、ネギが合わせられています。

麺は「どん兵衛」や「赤いきつね」に比べると厚みがあり、「スーパーカップ」らしく食べ応えのある麺となっています。
具はかきたまやキャベツがそれなりの量入っていて、スープのどピンク色の中で黃や緑が映えていました。

いちごミルクを思わせるどピンクのスープ
いちごミルクを思わせるどピンクのスープ

そして何と言っても「映え」ポイントはどピンクのスープで、ここまでのピンクだと、もうたらこクリームというよりいちごミルク。甘くなければ嘘だとすら思えてしまいます。

たらこクリーム味の粉末スープにたらこ風味の油脂を組み合わせていますが、どピンクの色味から想像するほどにはたらこクリームは強くなく、もちろんいちごミルクの味もしません。

スープに輪郭をつけている胡椒の味がスープで最も強く感じられ、パッケージやスープのど派手な色ほどには味にインパクトはありませんでした。

「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」

「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」
「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」

続いては「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」。Z世代を中心に韓国食の人気が高く、この商品では「蟹チゲ」の味が再現されています。
カップ麺では「蟹チゲ」味の商品を見たことはありませんが、韓国の鍋料理を供するお店では比較的よくあるメニューのようです。

「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」完成
「スーパーカップ1.5倍 蟹チゲ風ラーメン」完成

かにの風味を効かせた味噌味のスープに、中太でストレートの油揚げ麺とかにカマ、かきたまなどの具が合わせられています。

麺は噛み応えのある中太麺はスーパーカップらしさ全開で、麺量も90gで食べ応え十分。

ピンクというよりオレンジ色のスープ
ピンクというよりオレンジ色のスープ

スープはピンクというよりはオレンジに近く、スープの色だけではピンクまみれとは言えません。
韓国の商品でも「ロゼ」というホワイトソースやトマトソースを合わせたピンク色のソースがありますが、唐辛子が多すぎてピンクではなくオレンジになっていることもあります。

かにの風味は少し弱めですが、ニンニクのキレや豆板醤の辛味でエッジを立てており、なかなか飲ませるスープに仕上げられています。辛さはピリ辛程度。
かにの風味が弱いので麺と一緒に食べると消えてしまうのは残念ですが、スープだけ飲むとかにの香ばしさをきちんと感じられました。

具はかにカマやかきたま
具はかにカマやかきたま

具はかにカマ、かきたま、ネギ、唐辛子が入っています。スープはオレンジでしたがかにカマがピンクなので、きちんとピンクまみれになっていました。

かにカマやかきたまはほのかに甘く、味噌味のスープに甘みで奥行きを加えています。

味はパッケージやスープの色ほど奇抜ではない

ピンクのど派手なパッケージにどピンクやオレンジのスープの色のインパクトが大きく、まさに「映え」を意識した商品でした。一方で、味は色の奇抜さほど派手ではなく、至って普通のカップ麺という印象。

「たらこクリーム味」のたらこ味や「蟹チゲ風」のかに味はもうワンパンチ欲しかったですが、「映え」を強く意識した楽しい商品なのは間違いありません。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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