東日本最後、千葉の東京チカラめしに行ってきました!
関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。
最盛期には130店舗を展開した、焼き牛丼の「東京チカラめし」。各所で報じられている通り、8月28日に新宿西口1号店が閉店となり、新鎌ヶ谷店(千葉県鎌ケ谷市)と大阪日本橋店(大阪市浪速区)の2店舗のみとなります(公式)。
追記 2023年11月4日に閉店しました。
今回は、大混雑し品切れも出ている新宿店を尻目に、東日本最後の牙城となる新鎌ヶ谷店を訪ねてみました。
新鎌ヶ谷駅(新鎌ケ谷駅)は、船橋駅の北にある、京成、東武、新京成、北総線の4線が利用できる駅です。
2022年8月29日19:20追記 「新鎌ヶ谷駅」は、北総鉄道と京成電鉄が共用しているほか、新京成電鉄も同駅名です。「新鎌ケ谷駅」は東武鉄道の駅となります。
駅前には、ショッピングモールもありますが、4線が乗り入れる割には、閑散とした駅でした。
メニューです。基本は、元祖焼き牛丼並(570円、サラダ付き)。
元祖焼き牛丼並が登場! 出てくるのに時間がかかるという情報がありましたが、すいていたため、3分で着丼です。
東京チカラめしは、大昔に食べたかも知れませんが、味の記憶がなく、初見に近くなります。
うまいです。肉はやはり、焼くべきだと思いました。脂がしっかりと出て、香ばしく、完成度が高い逸品。以前はもっと肉が厚かったという口コミも見かけましたが、筆者はこれで十分だと感じました。
町なかにも、牛しゃぶ店より焼肉屋が多いように、やはり、焼きに勝るものはありません。
お店が老朽化していたり、店員さんがカウンターを拭くのをうっかり忘れていたり、あるいはインスタントみそ汁の機械が目立つところに置いてあったり、正直なところ環境は厳しいのですが、味だけを見れば、普通の牛丼屋さんと一線を画すものがあります。
念のために、同日に吉野家の牛丼(426円)も食べておきました。煮る牛丼としては、細部まで極めており、玉ねぎの煮込み加減、食感までベストであることに、こだわりを感じますが、やはり「焼肉」には一歩譲るところがあります。
ただし、元祖焼き牛丼並(570円、サラダ付き)より値段は、安くなっています。
※このページの価格情報は、2022年8月現在となります。
東京チカラめしの新鎌ヶ谷店については、店舗が老朽化し、デザインが少し古くなっていることと、やや雑然とした感じが、味のイメージに影響があるかも知れません。
しかし、写真のようにサラダにもこだわりがあり、ドレッシングもキューピーのものが添えられていました。
なお、新鎌ヶ谷駅まで出向くメリットとして、新京成線の駅で、ヤクルト1000を唸るほど売っていることを、申し伝えておきます。
鎌ケ谷と聞けば忘れてならないのが、鎌ヶ谷大仏! 新京成線で、2駅4分の鎌ヶ谷大仏駅の駅前です。
実は周りはお墓のため、誰が撮っても空を背にするアングルとなり、比較するものがなく、実力以上に大きく見えてしまいます。
鎌ヶ谷大仏が、小さい、がっかり名所と言われるゆえんです。かわいい大仏様に、ぜひ会いに行ってください。でも、なぜこんなところに大仏が?
実は、大仏があり新京成線をまたぐ道路は、木下(きおろし)街道。銚子の魚を、江戸に運ぶために、2つの川の間をリレーする重要な街道だったのです!
【写真31枚】 銚子電鉄で行く沿線観光スポットと食事(とらべるじゃーな!)
かつては、多くの人が行きかい、鎌ヶ谷宿ができ、旅籠(はたご)の1つが、現在も残存しています(大仏と踏切を挟んで反対側)。
魚介の物流で栄えた鎌ヶ谷宿では、先祖のために自費で大仏を建立(1776年)した人物がいました。開眼の日には、自宅から大仏まで、数百メートルもの距離に敷物を敷き、僧侶などを大々的にもてなしたと伝わります。
ぜひ、東日本最後の焼き牛丼と、小さな大仏の旅を楽しんでみてください! 千葉県の旅なら、100円稼ぐのに1万5546円!約10億の大赤字、JR久留里線で出かけようもおすすめです。
このほかの関東の日帰り旅行(ずらし旅)は、関東 日帰り電車旅行「自然や田舎で癒される!」28選(とらべるじゃーな!)をご覧ください。
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