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来年創業40周年〈誰もが笑顔になれる価値のある接客〉その素晴らしさに出会える特別な博多ラーメンのお店

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡県福岡市中央区大名で1985年創業した「博多一風堂」は、来年40周年の節目を迎える。地元民のソウルフードだった博多ラーメンの存在を「知る人ぞ知る」から「誰もが知る」存在へと昇華させ、全国区の人気ラーメンへと押し上げるという功績を残してきた福岡を代表する名店である。

その一風堂の3号店として、1994年に福岡県福岡市南区の「塩原」という住宅地の一角に開業したのが〈博多一風堂塩原本舗〉。当時はセントラルキッチンが併設されていたため、客席数の少ない小さなお店という印象だった。その後は何度かのリニューアルや閉店を経験し、今の広々とした空間のお店へと進化している。少し前まで「拉麺発信所」という看板をあげていたこともあり、一風堂の中でも特別な存在として位置付けされているお店でもある。

〈博多一風堂塩原本舗〉は、比較的郊外にあるため専用駐車場を完備。地元では車で訪れやすい店舗としても知られ、店内のカウンターやテーブル席の間隔も広く、ゆったりと過ごすこともできるので、特にご家族連れにピッタリ。何よりもスタッフさんの接客や応対力が素晴らしく、昔の大名本店を彷彿とさせる活気と懐かしさを兼ね揃えているので機会があれば、ぜひお試しいただきたいお店。

原点の一杯、白丸元味

この日はお昼の遅めな時間帯の訪問で、券売機で発券したのは「玉子白丸」。テーブル席へ案内され麺の硬さは「カタ」で注文し待つことしばし。

配膳された「玉子白丸」は「ザ・博多ラーメン」といった見た目だけど、くさみの一切ない、まろやかな豚骨のスープで、一世を風靡した一風堂の王道にして原点の一杯。昨年リニューアルされたため細部へのこだわりも半端なく、繊細な進化を続遂げている。

麺は、パッツン食感の博多らしい歯切れのいい細ストレート麺。アクセントに旨みを纏う低温調理のやわらかなロースのチャーシューを合わせている。

革新の一杯、赤丸新味

さらに、少し前に訪れたのは平日の営業開始前。複数台ある専用駐車場で少し待機し開店と同時に券売機前へ。この日選択したのは「玉子赤丸」。一風堂好きの連れとともに4人掛けのテーブル席へ案内され麺の硬さはいつもの「カタ」で注文。

配膳された「玉子赤丸」は、丼碗から立ち上る湯気からも分かるほどの熱々のスープで丼碗自体もいつも熱々に温められて提供させるという昔から変わらない一風堂スタイル。ひと口スープを啜ると以前よりも脂感が強調された一杯で、香油と辛味噌を混ぜながらいただくとコクと厚みのある旨みがさらに増幅される逸品に。

麺は、少し太くなりモッチリとした食感に変わった感じでこれもまたいい感じだけど、個人的には博多らしいパツパツの細ストレート麺でも、いただけるとうれしいなぁと。肉厚のチャーシューはトロリと溶けるような食感で食べ応えもある逸品。

2種類の「平日限定セット」がお得

平日に限り、お得なセットが2種類から選べる。「Aセット」は、ラーメン+ハーフ餃子+ごはんのセットで950円。「Bセット」は、ラーメン+半チャーハンのセット970円になる。さらに「お好きなラーメン」にもプラス210円で「半餃子+ごはん」、プラス320円で「半チャーハン」とのセットも可能なので平日に訪れる機会があれば、ぜひラーメンとともにセットもお楽しみください。

博多一風堂塩原本舗

住所  :福岡県福岡市南区塩原3-21-4
[地図
営業時間:11時30分~15時30分 17時00分〜21時00分(月〜金)
    :11時30分〜21時00分(土・日)
    :※平日ディナー、土日は閉店30分前がラストオーダー。
定休日 :※要確認
駐車場 :専用駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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