教師が学校で実際に指導している3つの対処法で友達を叩く子が暴力を振るわなくなった!
学校で友達を叩いてしまう子どもの行動に、心配しているお母さんはたくさんいると思います。どうしたらいいのかわからなくて困っている方も多いでしょう。今回は友達を叩いてしまう子どもの特徴と、その対処法をお話しします。
友達を叩いてしまう子どもの特徴
友達を叩いてしまう子どもには、共通点があります。それは、自分の気持ちや考えを言葉でうまく伝えられないということです。叩くことで、イライラや怒り、不安な気持ちを表しているのかもしれません。
では、こういった子どもにはどう接したらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。
1. 叩いても自分の気持ちは相手に伝わらないことに気付かせる
カッとなって友達を叩いてしまう子は、自分の嫌な気持ちを暴力でしか伝えられない可能性があります。その時は、叩くことで自分の気持ちが相手に伝わらないことに気付かせましょう。
効果的な声かけ
「叩いたら、君の嫌だった気持ちは相手に伝わったかな?」
NGな声かけ
「また叩いたの?何度言ったらわかるの?」
2. 叩かない代わりに気持ちを伝える方法を3つ考えさせる
子どもが叩いても相手に気持ちを伝えられないことがわかったら、次は別の方法で気持ちを伝えることを3つ考えさせます。例えば、言葉で気持ちを伝える方法です。子どもの気持ちに寄り添いながら、どの方法が自分にできるのかを考えさせましょう。
効果的な声かけ
「叩かない代わりにどんな方法で気持ちを伝えられるかな?3つ考えてみよう」
「例えば、言葉で伝えてみる、紙に書いて伝える、先生に代わりに言ってもらうの3つだったら、今はどれが良さそう?」
NGな声かけ
「またケンカしたの?どうしてちゃんとできないの?」
3. イライラした時の対処法を教える
怒りやイライラを感じた時の落ち着き方を教えましょう。大きく息を吸って吐く、10まで数える、少し離れて落ち着くなど、具体的な方法を一緒に練習します。こうすることで、気持ちをコントロールする力が身につきます。
効果的な声かけ
「イライラしそうになったら、大きく息を吸って、ゆっくり吐いてみよう。一緒にやってみる?」
NGな声かけ
「怒るなんて悪い子ね。もっと我慢しなさい。」
まとめ
叩いても相手に気持ちが伝わらないことを気付かせる、叩かない代わりに気持ちを伝える方法を3つ考えさせる、イライラした時の対処法を教えることで、子どもが叩かずに他の方法で気持ちを伝えることができるようになります。
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