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【渋谷区】幡ヶ谷氷川神社 9月23日 宵宮祭と24日 例大祭  住宅街の奥で見守られる神輿

渋谷ライダーwebライター(東京都渋谷区)

目の前を鎌倉街道の支道、国府道沿が通る「幡ヶ谷氷川神社」では令和5年度の例大祭が行われます。渋谷区の北側に位置する本町、幡ヶ谷、笹塚の各地区では、幡ヶ谷氷川神社例大祭の提灯が飾られています。

住宅地の奥まった場所にある静かな幡ヶ谷氷川神社

渋谷の北側、静かな住宅地に位置する幡ヶ谷氷川神社には、素盞鳴尊(すさのおのみこと)と奇稲田姫尊(くしいなだひめのみこと)が祀られています。

境内は住宅地よりも階段11段ほど高い位置にあり、参道は短めであるため、鳥居から本堂が一望できます。

賽銭箱の上には鈴が4つ整然と並んでいます。通常は鳥の鳴き声が主である静かな境内だが、お祭り時には訪れた人々で賑わい、出店で埋め尽くされています。

例大祭当日の神輿が練り歩き「渡御」

各町会の神輿が一つずつ交差しながら進行し、家紋の入った半被姿が印象的です。

住宅を「おいさおいさ」の掛け声が響きます。

長い竿を掲げた高張提灯が先導し、ゆっくりと町内を巡る。

境内の中へ入っていく神輿たち

渡御の最後には神社境内へ入っていきます。参道までの階段を威勢のよい掛け声とともに、神輿が斜めになりながら登っていきます。しかし、決してスムーズに進むわけではありません。

神輿が鳥居にぶつからないように、斜めになりすぎて神輿がバランスを崩さないようにと、細かな調整そしながら進みます。観客からは「あれ?大丈夫なのかな?」と心配する声が上がりますが、

しかし、それがまたこの祭りの一部であり、独特の面白さを醸し出しています。そして無事に境内に上がった瞬間には拍手が沸き起こります。

神輿は本殿の前で、神主より祓串(はらいくし)で清められます。

2024年 幡ヶ谷氷川神社 例大祭について

幡ヶ谷氷川神社の詰め所の方から得た情報によれば、「幡ヶ谷氷川神社には宮神輿がありません」とのことです。「そのため、必ずしも宮入りが行われるわけではありませんが、9月24日の13時から14時の間には宮入り(境内に神輿が入っていく様子)が見られる可能性があります」とのことでした。

また、六郷坂の下では交通規制を敷いて各町会の神輿が一堂に会するそうです。その光景も壮麗で、見ごたえがありそうです。いくつもの見どころポイントのある秋の例大祭は9月23日が午後5時より宵宮祭、24日に例大祭本番を迎えます。

幡ヶ谷氷川神社
場所 東京都渋谷区本町5-16-2

webライター(東京都渋谷区)

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