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免疫アップにも!七草がゆの「七草」の効能を知ったら食べたくなる!簡単に食べやすい「七草粥の献立」

めぐねこ介護頑張る栄養士/ライター

「七草粥って何年も食べてないかも…」という人もいるのではないでしょうか?「七草粥」は昔から日本に伝わる行事食の1つです。スーパーにも「七草粥セット」が販売されています。ぜひ、意味を改めて知って「行事食として」食卓に出してみませんか?介護食を食べている人でも食べやすい「七草粥」をちょっと、豪勢にみえる七草粥献立の一例もご紹介します。

七草粥は、平安時代に野草を粥に入れて食べる風習があったことから始まります。(中国の節句も関係していますが今回は省略しますね。)

お正月の暴飲暴食で疲れた胃腸をいたわり、いつまでも健康的に過ごしたいという思いを込めて昔から食べられています。

春の七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの総称です。七草の栄養を個々に簡単にご紹介します。

・「せり」の名の由来は草が競り合うように生えることからきています。栄養面では鉄分が豊富で、血液を増やす効果が期待できます。独特の爽やかな香りが食欲を刺激するため、七草の中でも存在感が強い一種です。

・「なずな」は「撫でて汚れを取る」という意味を持ち、古くから日本各地で親しまれている野草です。別名「ペンペン草」と呼ばれ、体内の熱を下げ、利尿作用を促すとされています。冬の寒い時期に不足しがちな青菜の代わりとしても使われてきました。

・「ごぎょう」は風邪の予防やのどの痛みを和らげるために用いられていました。「御形(おぎょう)」という名前は、仏様の体を意味し、縁起の良い草としても知られています。

・「はこべら」は繁栄が広がるという意味が込められており、昔から腹痛薬としても使われてきました。特に胃炎に効果があると言われており、消化を助ける働きがあります。

・「ほとけのざ」は「仏様が座っている」という意味を持ち、食欲増進や歯痛に効くと言われています。胃腸を健康に保つ効果もあり、七草の中でも特に胃腸に優しい草の一つです。

・「すずな」はカブのことを指し、「神を呼ぶ鈴」という意味を持つ縁起物です。カブは胃腸の働きを整え、消化を促進する効果があります。また、ビタミンが豊富で、冬の栄養補給にも最適な野菜です。

・「すずしろ」はダイコンを指し、「汚れのない清白」という意味があり、清らかさを徴する野菜です。消化を助ける働きがあり、風邪予防が期待できます。

スーパーで七草セットが売り切れてしまった時には、他の野菜を代わりに使っても問題ありません。七草粥の本来の目的は、冬場に栄養を補うために7種類の具材を食べることです。そのため、代用野菜でも十分に七草粥の役割を果たせます。

例えば、以下の野菜が代用としておすすめです。

ほうれん草、小松菜、水菜、ネギ、三つ葉、白菜、春菊

これらの野菜はビタミンやミネラルが豊富で、七草の代わりとして十分な栄養を摂取できます。野菜はお粥と馴染むように細かく切ります。

七草粥に使われる春の七草の効能を知ると、「ちょっと食べた方が体にいいかも」と思い始めた人はぜひ、スーパーにある「七草セット」で作ってみてください。野菜が高騰している今年は、7つの野菜がお得に摂取できますよ。おススメの献立のポイントは…

タンパク質が補えるおかず、野菜を使った副菜がおすすめです。お腹に優しい和風の味付けの付け合わせと相性がよいです。

おかず:卵焼き、焼き魚、和風ハンバーグ(鶏ひき肉を使うとより相性が良いです。)、豆腐のあんかけ

副菜:白和え、筑前煮、さつまいもの甘煮、野菜のお浸し、白菜の漬物

お粥が食べやすいような、昆布の佃煮や海苔の佃煮、梅干し等もあると「味の変化」がつけやすく、食べやすさが広がります。また、冷蔵庫に残っているお正月の食材を使うと、冷蔵庫の中身のお片付けもできます。お正月用に購入した食材を使うと、ちょっと立派な献立になります。

めぐねこの七草粥献立は

七草粥、卵焼き、煮物(正月の残った食材で作るので毎年違いますが、だいたい里芋と人参が多いです。ボリュームが欲しいときは筑前煮にして鶏肉を足します)、昆布の佃煮、梅干し

お粥だけは、米から炊くとより美味しさが増しますので、そこは手間をかけます。

ぜひ、お正月の暴飲暴食で疲れた胃腸を休ませ、風邪の予防も期待できる野菜も取れる七草粥を食べてみませんか。

※噛む力、飲み込む力には個人差があります。不安がある方は医師や看護師、管理栄養士などにご相談くださいね。

介護頑張る栄養士/ライター

栄養士。家族の介護をきっかけにスーパーやコンビニで手軽に買える食品で介護食を作っています。むずかしいと思われる介護食を美味しく、簡単に、お金をかけずにをモットーに作っています。また自分の経験をもとにライター活動もしています。

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