Yahoo!ニュース

最も合理的で無駄のない年賀状の収納法と、決めておくと楽になる「保管年数」

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

先日2023年の年賀状の発売が始まりました。

そしてハロウィンが終わった100円ショップは、クリスマスムードが始まりました。そのクリスマスムードの影で控えめに登場するのが年賀状関連グッズ。

年賀状を出す人が減ってきたという話を聞きますが、そうはいっても頂く年賀状はあります。そこで今回は年賀状の収納や保管についてです。

年賀状の収納にエネルギーを注いでいる場合ではない

年賀状ってどうやって収納していますか?

この時期よく聞かれることです。

私は1年分をシンプルに輪ゴムでまとめているだけ。

ポケットファイルに入れる方法を以前していましたが、乾燥している手で苦労しながら一枚一枚年賀状をクリアポケットに入れていく作業が面倒です。

ポケットファイルに入れたら年賀状を見返しやすくなりますが、見返すことなんて年に一度くらいです。だから最終的に私がたどり着いたのは、シンプルに「輪ゴムでまとめる」だけでした。

実は年賀状の収納方法はあまり重要ではありません。大切なのは保管年数なのです。

なぜなら、年賀状の保管年数さえキチンと決めておけば、年賀状が増えすぎず収納を考える必要がないからです。

収納方法より保管年数をとりあえず決める

皆さんは、年賀状を何年分、保管していますか?

1年分? 2年分? 3年分? そんなのわからないほど家にある人もいるかもしれません。

量が多くなると、「どうやってたくさんの年賀状を収納しよう?」と考えますが、年賀状は、どう収納するかではなく、どう付き合うかが大事です。

ちなみに、我が家の年賀状の保管年数は1年。はじめは2年にしていましたが、ここ数年で1年分保管に落ち着きました。

引っ越しをし、新しい住所に変わった人の分は、すぐ住所録を書き換えるので、実は年末に年賀状を見返すことは、ほとんどありません。

大事なのは、1年間分保管しておくことがよい、ということではなく、何年でもいいからとりあえず我が家は〇年分保管!とルールを決める事です。

ルールがないと、出ていくこと(捨てる機会)がないので、どんどん貯まるだけです。

ちなみにこれまでの私が知る年賀状保管年数最高は30年、段ボール一箱分になり重くて持ち上げることができませんでした。

保管年数を決めると、年賀状が家に溜まらなくなる

保管年数は決めたことがない人は、はじめはざっくり決めます。

1年?
3年?
5年? 
保管しない?
写真付きの年賀状だけ保管?

色んな選択肢から我が家に合いそうなルールをとりあえず決めましょう。

「短すぎたな」とか「もう少し保管しておきたい」と思えばそのあと調整すればいいのです。

保管年数とは賞味期限のようなもので、それを決めると、新しい年賀状が入ってきたら、古いのは手放すという流れが定着し一定量を保つことできます。

一定量を保てることは、地味なようでとても大事なこと、年賀状が増えたからと言って、収納法や収納場所を見直す必要がないのです。

「年賀状の保管年数」を決め、モノの流れを作るきっかけに

以前に比べたら保管年数を決めている人が増えてきたと感じています。しかしその反面「年賀状を捨てるのはできない」と思っている人もいるでしょう。

年賀状でしか交流していない人もいるでしょう。だからといって頂いた年賀状を捨てるのは、決してひどいことではありません。

年賀状の保管年数は他人が決めることができません。自分でとりあえず決めなくてはいけません。

そして期限が来た年賀状を手放す時、また今年も年賀状のやり取りが出来たことに感謝し、本当に大切にしたいモノだけを残し、その人の最新情報を上書きしてはいかがでしょう。

家の中にモノが溜まると、あらゆる不都合が置きます。モノの流れを作るきっかけに一番向いているのが年賀状です。

もうすぐ来年の年賀状のことを考える時期です。ぜひどんな年賀状にするかだけでなく、我が家の保管年数を考えてみてください。

コチラの動画でも説明しています。3分半でコンパクトにまとめているので、家事などをしながら聞き流していただけると嬉しいです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事