片付けるのが面倒と感じる方は確認してみて!お片付けのプロが伝える2つのチェックポイント
物を取り出したり、片付けたりすることはとても労力が必要です。たとえ「ちょっとそこまで」の動きであっても面倒に感じてしまうことさえあります。そのため、なるべく労力を使わないで済む収納方法を意識する事が必要になってきます。
そこで今回は、最小限の労力で取り出したり片付けたりするための方法についてポイントをお伝えしていきます。
1.使いやすい高さ・範囲を意識する
人には、使いやすい高さや範囲があります。それは物を取り出す場合であれば目線から腰くらいの高さ。引き出しの場合は引き出しの中身を上から見下ろす為、もう少し下の位置の、胸くらいから腰くらいの高さが使いやすいです。この使いやすい高さを意識して物を収納することはとても大切です。例えばよく使う物なのに台を使ったり背伸びをしなくては取り出せない高い位置へ収納していたり、逆にかがまなくてはいけないような低い位置に収納していると取り出すことや片付けることが面倒に感じてしまいます。
また、人によって使いやすい高さも異なってくるのでお子さんも一緒に使う物なのに大人の目線の高さに収納していると、大人にとっては使いやすい位置でも、お子さんにとっては取りづらい位置になってしまいます。その物を使う人みんなが取り出しやすいと感じる場所を考えてみましょう。
2.動線を考える
何かを行うときにあちこちから物を集めないといけないということも労力を使います。例えば朝食でパンを食べるときに、冷蔵庫を開け、ジャムはこちらから、バターはあちらから、食器棚へ移動し、ジャムを塗るスプーンを用意する。となるとたとえキッチン内で完結できる動きだとしても面倒ですよね。そんな時、パンを食べる時に必要なアイテムをあらかじめひとまとめに収納しておく。すると一つの容器を取り出せばジャムもバターもスプーンも取り出す事ができます。
これを整理収納ではグルーピングと呼び、グルーピングは様々なシーンで活用できます。我が家もパンセットやご飯セット、アイロンセットなどたくさんのグルーピングを活用しています。
取り出したり、片付けたりすることがちょっと面倒に感じてしまう場合は、もしかするとこの2つのポイントがうまくできていないこともあります。ぜひ、一度チェックしてみてくださいね。