年末に向けお片付けに意欲的な方へお片付けのプロが注意喚起!モノを一度に大量に減らしてはいけない理由
この時期は年末に向け、お部屋の大掃除や整理を始める方も多い時期。なのですが整理収納アドバイザーとしてお伝えしたいことは一度に急激に物を減らさないこと。なぜ急激に減らすことをおすすめしていないのかをお話ししていきます。
一度に急激に物を減らすことをオススメしない理由
テレビやネットで大掃除や整理の特集が多くされるこの時期は「よし!我が家もどんどん物を捨てるぞ!」とやる気に満ちて物を急激に減らそうとする方も多いです。ですが、急激に物を減らすとリバウンドをしてしまう可能性があるんです。確かに急激に物を減らせば、その分お部屋は一時的にスッキリ見えますが、物を整理するときに必要な根本的な原因は何も解決していないからです。
根本的な原因とは?
無意識にものが増えてしまう
ものは勝手に増えているわけではありません。しかし無意識のうちに増えているのです。例えばポストに投函されていたチラシ。自分で「欲しい」と希望したわけでなくても毎日のようにポストに投函されます。お子さんが持ち帰ってくる幼稚園や学校からのプリント類などもそうです。私たちは生活をしていれば、たとえこちらの意思で購入したわけでなくても、日々、ものが増えているのです。そしてその増えた物は家の中から減らすものより多いのです。
チラシがポストに投函されていたのなら一度目を通して関係のないものならすぐに手放すことを習慣にする。など、家の中に入ってきた瞬間にそのものをどうするかを考えて行動していかないと家の中がどんどんもので溢れてしまいます。
買い方にも注意
買い物の仕方にも注意が必要です。テレビやネットで素敵な商品を目にする事が増え、スマホで簡単に購入できてしまう便利な時代だからこそ、本当にそれが必要なのか?我が家の暮らしにあっているのか?をしっかりと考えなくてはいけません。新しい家具を購入するならサイズやカラー、使用目的は今の暮らしや家にあっているのか?雑貨を購入するなら本当に必要なのか?そしてセールで今だけ安いから購入しようとしているものなら、それがたとえ定価だとしても欲しいものなのか?買う前にしっかりと考えます。買う=家のものが増えるという意識で考えてみましょう。
この時期で大掃除だから大量に物を手放すと、減らすことだけを考えるのではなく、ものが増える原因もしっかり向き合っていかなくては大量にものが減らした後は、また年始に「お正月セールで安くなっているから!」と減らした分またものを増やすことになるかもしれません。
物を一度に急激に減らすより大切なことは、この時期だからこそ持っているものと向き合い、自分自身のものの買い方を見直す方がとても大切なのです。