ワカサギ釣りの時に根掛りで高価な仕掛けを全て失わないための対策と工夫・魚釣りのコスパを向上
ボートや岸から手軽に釣れて食べても美味しいワカサギ。
秋から冬にかけてはワカサギ釣りのベストシーズンです。
ワカサギ釣りに使う仕掛けは針が数本つらなって付いているいわゆる胴付きのサビキ仕掛けです。
専用の仕掛けが釣具メーカーから多数販売されていますが、仕掛けが複雑なだけにそれなりの価格です。
安価な仕掛けで1セット200円前後、高い仕掛けだと400円前後でしょうか。
釣り場によっては水底が石ころ状の場所や木の枝などの障害物が沈んでいる場所もあります。
ワカサギは水底近くで群れを作っている事が多いので、ワカサギ釣りでは水底近くまで仕掛けを落としての釣りとなる事が多いです。
そのような事から仕掛けの根掛りもそれなりに発生します。
ワカサギ仕掛けが根掛かりするプロセスを考察してみた
特にワカサギ仕掛けではオモリを仕掛けの一番下側に付けるため、オモリが障害物に挟まったりして根掛りする事が多くなります。
市販のワカサギ仕掛けではオモリとの結合にワンタッチスナップが使われています。
シッカリと確実に結合できるのは良いのですが、オモリが根掛りした時でも外れる事はありません。
ワカサギ仕掛けは極細の糸で構成されている為、引っ張っても仕掛けの糸がどこかで切れてしまいます。
オモリが根掛かりする時の挙動を水中写真で見てみましょう。
水底の石の隙間にオモリが挟まると根掛かり状態になる。
このように一度オモリが石の隙間などに入ってしまうと引っ張っても外れないのは勿論、引っ張ることにより仕掛けを緩めてもオモリは隙間にしっかり挟まり外れなくなってしまいます。
結局、オモリと仕掛けはワンタッチスナップでしっかりと結合されているだけに、仕掛けがどこかで切れてしまうという憂き目に会います。
せめて失うのはオモリだけで、値段が高い仕掛けだけは帰ってきてくれれば、と思いますよね。
オモリは失うが仕掛けは回収できるようにする工夫
そこで、仕掛けとオモリの結合部分に工夫をして、普通に釣りをしている時はオモリは外れず、何かにオモリが引っ掛かった時に強く引っ張ればオモリだけが外れる、こんな構造を考えてみました。
市販の仕掛けのオモリを取り付ける部分にごく簡単な改良を加えます。
普通はナス型オモリを取り付けますが、改良後はより安価な噛み潰しオモリを使います。
改良後は下の写真のような状態になりますが、オモリの取り付け方に工夫があり、普通に釣っている時はオモリは外れませんが、根掛かりして引っ張るとオモリだけが簡単に外れるような構造になっています。
それでは改良の手順を作業順に紹介していきます。
市販のワカサギ仕掛けのオモリを取り付ける部分には必ずワンタッチスナップが付いている筈です。
このワンタッチスナップの出来るだけ近くに結び目をひとつ作ります。
このように結び目を作り、この結び目部分に噛み潰しオモリを取り付けます。
噛み潰しオモリの中心に結び目が来るように取り付けます。
噛み潰しオモリを取り付けたらオモリを付けるためのワンタッチスナップは必要なくなりましたので切り落とします。
これで作業は全て完了です。
完成後は下の写真のような形になると思います。
この改良したオモリの動作を地上での模擬的な根掛かり写真で見てみましょう。
ワカサギ釣りでは魚を誘うためのサビキの動作を行いますが、結び目があるので普通に釣りをしている時は、かなり威勢よくサビいても噛み潰しオモリはズレたり外れたりする事はありません。
オモリが石の隙間などに入り込んで根掛かり状態になった時には、、、。
仕掛けを強く引っ張れば噛み潰しオモリから仕掛けの糸だけが抜けて外れます。
オモリが根掛りしても比較的安価なオモリを失うだけで済みますのでワカサギ釣りのコストパフォーマンスが若干向上します。
必ずやこのように思惑通りに行くとも限りませんが、成功率は高い方法です。
ソフトタイプの噛み潰しオモリを使うと成功率が上がるようです。
特に水底が石ころで構成されている釣り場ではこの方法は非常に効果があります。
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