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「ブレイキン」中継番組のナイナイ・岡村隆史の解説が大好評、SPゲストに選ばれた理由 #専門家のまとめ

田辺ユウキ芸能ライター
「ブレイキン男子」のゲスト解説が好評だった、岡村隆史(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

『パリオリンピック』で視聴者の心を躍らせた新競技「ブレイキン」。「ブレイクダンス」の別名でもおなじみの同競技は、DJが流す曲のリズムやビートに即興で動きを合わせながら、選手が1対1で交互にダンスを披露。技術力、表現力、独創性などを競い合うもの。

日本人選手は、湯浅亜実選手(Ami)が「ブレイキン女子」で金メダルを獲得、半井重幸選手(Shigekix)が「ブレイキン男子」で4位となった。

フジテレビ系では8月10日深夜「ブレイキン男子」を中継。その番組にスペシャルゲストとして出演し、解説をおこなったのがお笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史だった。放送前、岡村が出演することがSNSでも話題となり、彼がバラエティ番組などでダンスをしている切り抜き動画も拡散。岡村のダンサーとしての顔を懐かしむ声や、その一面を知らない若い世代の驚きの声が目立った。

そこで当記事ではあらためて、岡村がゲストで解説を担当した背景をまとめてみた。

ココがポイント

▼元所属チームはエンジェル・ダスト・ブレイカーズ、ダンサー名はキッド。「東のHIRO(EXILE)、西のキッド」だった?

「岡村有名だった」HIROが昔話、めちゃユルでディープダンストーク。(ナリナリドットコム)

▼若手時代には芸人ユニット・天然素材でダンスを披露、『めちゃイケ』の企画ではSMAPやEXILEのライブでも

岡村隆史「手応えなかった」SMAPオファーの裏側(日刊スポーツ)

▼岡村のスタイルはブレイクダンスなどが題材の映画『ビート・ストリート』(1984年)を受け継いでいると、プロダンサーが分析

▼Shigekixの特徴は「音にバチバチにはめるところ」と指摘。カウントの取り方など、自分のやり方も絡めて質問

岡村隆史×Shigekix 豪華対談!~選手としての強み、ブレイキンへの思い編~(NHK)

▼そんな岡村の解説は大好評。Shigekixが敗退した際はスローモーション映像で分析し、ジャッジの厳しさを分かりやすく説明

Shigekixが新競技ブレイキンでメダルならず…中継で岡村隆史が「ジャッジ厳しいな…」と発言にファン反応「完全同意」「判定に納得いってない」【パリ五輪】(THE DIGEST)

エキスパートの補足・見解

当記事で挙げた関連記事と動画を見ると、「岡村がなぜスペシャルゲストで解説を担当したのか」がよく分かるのではないだろうか。

特に、岡村が出演していたバラエティ番組『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)のドンピシャ世代は、SMAPのコンサートに紛れて出演する企画、EXILEのコンサートにサプライズ出演する企画「オカザイル」、ガレッジセールのゴリとのダンスバトルなど、「ダンサー・岡村隆史」で笑わせてもらっていただけに、今回のキャスティングは嬉しかったはず。

2028年『ロサンゼルスオリンピック』で実施されないことに惜しむ声が続出するほど、盛り上がった「ブレイキン」。いつかまた、岡村の「ブレイキン愛」にあふれた解説が聞きたいものだ。

芸能ライター

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。お笑い、テレビ、映像、音楽、アイドル、書籍などについて独自視点で取材&考察の記事を書いています。主な執筆メディアは、Yahoo!ニュース、Lmaga.jp、Real Sound、Surfvote、SPICE、ぴあ関西版、サイゾー、gooランキング、文春オンライン、週刊新潮、週刊女性PRIME、ほか。ご依頼は yuuking_3@yahoo.co.jp

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