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『THE W 2024』ダークホース“ほぼ不在”、ビッグネームが揃う最強女王決定戦 #専門家のまとめ

田辺ユウキ芸能ライター
出典:『女芸人No.1決定戦 THE W』公式Xより

12月10日に開催されるお笑いの賞レース『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(日本テレビ系)の決勝戦。そのファイナリストが11月20日に発表され、足腰げんき教室、エルフ、おかずクラブ、河邑ミク、キンタロー。、紺野ぶるま、忠犬立ハチ高、にぼしいわし、ぼる塾、もじゃ、やました、レモンコマドリの12組が決勝進出を決めた。

女性芸人を対象とし、漫才、コント、芸歴、人数などは“なんでもあり”の同賞。8回目の開催となる今回の特徴は、ダークホースが“ほぼ不在”と言えるところ。多数のテレビ番組に出演するなど一般的にも知られている売れっ子や大型賞レースの決勝経験者がずらり。ここまでビッグネームが揃うのは珍しいのではないか。忠犬立ハチ高、もじゃ、レモンコマドリはXのフォロワー数が比較的少なめで、ここまでは目立った賞レースの実績もないため、あえて“ダークホース”として挙げるならこの3組かもしれない。

文字通り「最強女王決定戦」となりそうな2024年大会。そこで決勝戦での注目芸人、優勝候補、女性芸人たちの『THE W』への思いなどについて、さまざまな記事や意見をまとめてみた。

ココがポイント

決勝はコントで戦った方が有利な傾向(中略)エルフさんは漫才だけでなくコントにも定評があるので、有利なのは間違いない
出典:東スポWEB 2024/9/12(木)

キンタロー。(中略)自分は『単純な笑い』をやっていると思っています(中略)自分がおもしろいと感じることをやりたいです
出典:Lmaga.jp 2024/10/10(木)

にぼしいわし(中略)『THE W』では3回決勝に出させてもらったんですけど、正直、ウチらぐらいだったら優勝しないと
出典:WANI BOOKS News Crunch 2024/4/16(火

2021年女王・オダウエダは『THE W』の歴史を語る上で「にぼしいわし」は欠かせないとし、リスペクトを表明

エキスパートの補足・見解

2021年に優勝したオダウエダはYouTubeチャンネル『オダウエダ総合案内所』2024年10月14日配信回で、にぼしいわしの名前を挙げていた。3年連続4度目の決勝進出となったにぼしいわしは今回、堂々の優勝候補筆頭である。大型賞レースで事務所無所属の芸人が優勝すれば大きな快挙となる。

同じく3年連続決勝進出を果たしたエルフは、2023年大会でも準優勝と実績十分。『M-1』ファイナリスト経験を持つ馬鹿よ貴方はの新道竜巳はイチ早く、エルフの優勝を予想。お笑い芸人からも高く評価されている点から、やはり優勝の最有力ではないか。

キンタロー。は意外にも『THE W』は初の決勝進出。ただ、バラエティ番組に出演すれば必ずと言って良いほどSNSのトレンド入りを果たす。つまり“視聴者ウケ”は抜群。『THE W』は例年、審査員6名に加えて「国民投票枠」と呼ばれる視聴者による投票審査も実施される。キンタロー。はこの「国民投票」に関してはかなり票を集めるのではないだろうか。

もちろん、当記事で名前を挙げることができなかったすべての芸人たちにもチャンスは十分ある。ビッグネームが揃い、まさにダークホースは“ほぼ不在”。決勝戦は12月10日におこなわれる。

※記事初出時の内容に誤りがございました。訂正の上お詫び申し上げます

芸能ライター

大阪を拠点に芸能ライターとして活動。お笑い、テレビ、映像、音楽、アイドル、書籍などについて独自視点で取材&考察の記事を書いています。主な執筆メディアは、Yahoo!ニュース、Lmaga. jp、リアルサウンド、SPICE、ぴあ、大阪芸大公式、集英社オンライン、gooランキング、KEPオンライン、みよか、マガジンサミット、TOKYO TREND NEWS、お笑いファンほか多数。ご依頼は yuuking_3@yahoo.co.jp

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