【TOEIC】満点講師が教える解答法、時事ネタで文法・語彙力を上げよう!(63)
皆さんこんにちは。ForB(フォービー) Englishの番場です。本日は時事ネタを使った短文穴埋め問題にチャレンジしましょう!それでは問題です。
問題
Amazon.com decided to reduce roughly 3 percent of its ------- after taking some cost-cutting measures.
(A) personnel
(B) alternative
(C) comparison
(D) presence
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解答
正解は(A)です。
まず選択肢から見てみましょう。選択肢には名詞が並んでいます。選択肢に1つの品詞の異なる4つの単語が並んでいたら「語彙問題」と判断します。語彙問題の場合、問題文を先頭から読み、文の意味から正解を判断します。また、正解の単語とよく一緒に使われる単語が近くにあれば、そこをヒントに正解を導けることもあります。
次に本文を見てみましょう。まず、「Amazon.com decided to reduce(アマゾン・ドット・コムは、削減することを決めた)」と書かれてあります。
何を削減するかはその次に書かれてあります。「roughly 3 percent of its -------」。「its」は「Amazon.com」の所有格の代名詞と考えられるので、「アマゾン・ドット・コムの ~ のおよそ3%」が削減されるとわかります。
ここで選択肢の名詞を見てみましょう。(A) personnel(人事部、全社員)、(B) alternative(取って代わるもの、代替手段)、(C) comparison(比較)、(D) presence(存在、出席)。
(A) personnel を選ぶと「全社員のおよそ3%」という意味になり、削減される対象として意味が通るのこれが正解になります。「personnel」の代わりに「workforce(全従業員)」を入れても正解になりますね。
「personnel」は下記のように「人事部」という意味でもよく出てきます。
Mr. Green works in personnel. (グリーンさんは人事部で働いています。)
また、「department (部門)」と一緒に使われる形もよく出てきます。「personnel department (人事部)」。人事部という意味では「human resources department」も頻出なので覚えておきましょう。
空欄の後ろの部分の意味も見ておきます。「after taking some cost-cutting measures (いくつかのコスト削減策を取った後)」と書かれてあります。「measure」はここでは「対策、手段」という意味で使われています。「take measures」で「対策を取る、講じる」という意味になりますね。
英文訳
Amazon.com decided to reduce roughly 3 percent of its personnel after taking some cost-cutting measures.
アマゾン・ドット・コムは、いくつかのコスト削減策を取った後、全社員のおよそ3%を削減することを決定した。
語彙
Amazon.com: アメリカのシアトルに本拠地を置くオンラインショッピングサイトを運営する企業。
reduce: 削減する
roughly: およそ
personnel: 人事部、全社員
alternative: 取って代わるもの、代替手段
comparison: 比較。compare(比較する)の名詞形
presence: 存在、出席
cost-cutting: コスト削減、コスト削減の
measure: 対策、手段
take measures: 対策を取る、講じる
以上、時事ネタの短文穴埋め問題でした!
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