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【武蔵村山市】本物そっくりの甲冑作りを教えてくれる!武士団・村山党の会とは?

むさむらんどライター(武蔵村山市・東大和市・瑞穂町)

武蔵村山市の気になるスポットを紹介している地域情報ライターのむさむらんどです。

市内のお祭りや花火大会などで見かける甲冑姿の人たち。武蔵村山市民なら見かけたことある方は多いのではないでしょうか。彼らは「武士団・村山党の会」です。武蔵村山の名前の由来でもある武士団・村山党を旗印に2012年に結成された団体です。

主な活動としてはイベント参加のほか、武蔵村山市ボランティア・市民活動センターで毎週土曜日に甲冑作りを体験できる手作り甲冑教室を開いています。歴史大好きな私も以前から興味があったので見学させてもらいました。

講師の徳田茂宗さんがお手本を示しながら教えてくれます
講師の徳田茂宗さんがお手本を示しながら教えてくれます

教えてくれるのは徳田茂宗さん。徳田さんは甲冑作りの技術が認められ武蔵村山市の魅力マイスターにも就任しています。

甲冑の材料は樹脂や特殊な厚紙を使用しており、軽い割には意外と頑丈に出来ています。作り方は徳田さんがこれまで試行錯誤して確立してきたものでオリジナルです。教室では徳田さんが用意した型紙に合わせて、生徒さんたちが一から製作していきます。

滑らかな曲線を表現するのが難しい
滑らかな曲線を表現するのが難しい

兜の装飾もひとつひとつ手作業
兜の装飾もひとつひとつ手作業

特殊な厚紙を貼り合わせ塗装をすると本物みたい
特殊な厚紙を貼り合わせ塗装をすると本物みたい

この日は、市内の小学生の兄弟が参加していました。以前に徳田さんの講演会を聴いて興味を持ちこの教室の門を叩いたそうです。

ミシンを器用に使って縫い合わせも
ミシンを器用に使って縫い合わせも

数回の教室と自宅でも作業をしてやっとここまで出来上がりました。甲冑一式完成するのにだいたい半年くらいはかかるそうです。

加藤清正の甲冑をモデルにしているとのこと、カッコイイ!
加藤清正の甲冑をモデルにしているとのこと、カッコイイ!

休憩時間には法螺貝の吹き方や殺陣も教えてくれます!
休憩時間には法螺貝の吹き方や殺陣も教えてくれます!

バンドで村山党の魅力も発信!

さて、村山党の会でもうひとつ触れておかないといけないのが武士団村山党(村山党バンド)です。武蔵村山や村山党をもっと知ってもらおうと2017年に結成されました。この手作り甲冑を身にまとい、市内のお祭りなどのイベントで演奏しています。

武士団村山党(村山党バンド)
武士団村山党(村山党バンド)

メンバーはプロでも活動している方々なのでパフォーマンスも本格的です。歌詞にも村山党や武蔵村山の歴史が散りばめられており、郷土愛を感じるバンドです。

また、音楽配信サービスで村山党の金子十郎をテーマにした楽曲『流星乱舞〜十郎伝』を配信しているとのこと。こちらもぜひチェックしてみてください!

多岐に渡る活動をしている武士団・村山党の会ですが、現在手作り甲冑教室の生徒を若干名募集しています。また会の活動に参加したい方も随時募集しているそうですので、興味のある方は武士団・村山党の会のSNSからお問合せください。

手作り甲冑教室(武士団・村山党の会)
武蔵村山市ボランティア・市民活動センター(武蔵村山市学園4-5-1 武蔵村山市民総合センター2階)にて基本毎週土曜に開催
時間:13:00〜16:00
参加費:甲冑の材料費が必要(実費)
申込み:武士団・村山党の会 SNSより問合せ
TwitterFacebookInstagram
※定員になり次第締切

ライター(武蔵村山市・東大和市・瑞穂町)

武蔵村山市在住のライター&映像クリエイター。東京でありながら鉄道が通っていなかったり、懐かしい風景が広がっていたり、どこにあるの?と言われてしまう武蔵村山市ですが、知れば知るほどイイところなんです。そんな武蔵村山市と周辺エリアの楽しいスポットや美味しい情報などを発信しています。

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