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【イライラ止まらない】ダメって分かっているのに子どもへの怒りの感情が抑えられない時の処方箋

ちあき先生保育士/webクリエイター

子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。

お店やスーパーなど人前で、子どもに対して怒鳴り声をあげているママさんをたまに見かけます。

毎週お話しさせて頂いている小学生1年生と3年生のママであるCさんが、絶賛この悩みを持っていました。

“ダメって分かっているのにお店の中でもすごいきつい言葉遣いで子どもに当たっちゃう…子どもへの怒りの感情が抑えられないんです。。〟

このCさんと関わって1ヶ月ちょい。今は子どもへの怒りがかなり減って、ささいなことでイライラしなくなったそうです。周りの人から「表情が明るくなったね!」と言われ、喜んでいました。

そこで今日は、私がこのCさんと関わってきて皆様にも役立ちそうな

・怒りの感情を持っているときはこんな状態
・怒りの感情が抑えられない時の対処法

をまとめました。

Cさんだけでなく、ママさんたちが感情が抑えられない時は、だいたいこうなっているんだよという共通点があります。怒りを持つのは悪いことではありません。そんな状態に気づいて、コントロールすれば良いのです。

今日は、その方法をお伝えします。イライラ全開ーー!という時に、そして、イライラ全開になる前に!ぜひご活用いただけたら嬉しいです。

それでは、早速見ていきましょう。

子どもへのイライラが止まらない理由

まず大前提として、子どもではなく「自分の状態を知る」ということが大切です。

なぜイライラが止まらないんでしょうか?

止まらなくなってしまったのでしょうか?

・子どもが言うことを聞いてくれないから
・ご飯を食べてくれない
・ワガママをいうから
・ゲームばかりしている
・片付けをしないから
・旦那が育児を手伝ってくれないから

他にも理由はたくさんあるかもしれませんが、当てはまりそうなところはありましたか?

では、子どもへのイライラが止まらない理由をズバリお伝えしましょう。それは、

「ママさん自身が満たされていない状態だから」です。

Cさんもそうですが、多くのママさんと関わってきている中で感じたことです。私自身も保育現場で何度も経験しています。子どもへのイライラが止まらない時とは、「ママさん自身が満たされていなくて余裕がなくなっている時」なのです。

イライラが止まらない時の対処法

つい、子どもへ意識が行きがちなママさんだからこそ、声を大にして伝えたいことです。イライラする時、フォーカスするのは子どもではありません。「自分自身」です。

そしてもう一つ、イライラが止まらない時は“自分自身が現実と理想のギャップに苦しんでる時〟が多いんです。

「本当は〇〇になってほしいのに、現実は△△。それが出来てない自分はダメだなぁ…」と自分を責めてしまったり、はたまた、解決しないことをがむしゃらに頑張ってしまったり。

人間誰しも、現実と理想のギャップがあればあるほど苦しくなるもの。

とするなら、どんなことをすれば良いのか?

理想と現実を比較するのではなく、比較するべきところは、「昨日の自分と今日の自分だけ」です。

フォーカスを自分に変えて余裕が出てくると、面白いほど子どもはそれを察知して落ち着くんです。

大きな理想を持つことが悪いと言っているわけではありません。現実と理想のギャップによって苦しくなり、動けなくなることで、ママさんのためにも子どものためにならないことがもったいないと思うからです。

それをしていても、結局また同じ繰り返しが起きるのをたくさん見てきたからこそ、理想と現実を比較するのではなく、比較するべきところは、「昨日の自分と今日の自分だけ」というマインドを持ってもらえたらと思います。

実際に昨日の自分と今日の自分を比べてみて、どうでしょうか?

・余裕を持てているでしょうか?
・ちゃんと睡眠を取れているでしょうか?
・ちょっとしたご褒美を自分にあげているでしょうか?
・子どもや自分や旦那さんの悪い点ばかり見えていないでしょうか?

もしも、当てはまることがあるとすれば、次の3つの方法を試していきましょう。

自分を満たして余裕をもつために今日からできる3つのこと

自分を満たして余裕をもつために、今日からできることを3つお伝えします。

1、やらないことを決めよう
2、どんどん頼ろう
3、お風呂で子どもとじっくり対話をしよう

順番に解説します。

1、やらないことを決めよう

あれとこれも完璧にやろうとしていませんか?

マルチタスクなママさんは、あれもこれも出来てしまうのがたまに傷ですね笑

やらなきゃいけないって勝手に思いこんでるだけで、意外と今やらなくていいことってあるんですよね。やらなくていいことはなるべく後回し!自分の手を空けることを意識しましょう。

そのために、やらないこと、やらなくていいことを決めます。

以下のように、置き換えてもいいですね。

・毎日手料理のご飯を作る→たまには食材宅配サービスを頼る
・習い事の送り迎え→違う人に頼る、時間をずらす、近いところに変更する
・食事後の後片付け→後回しにする、洗わなくていいようにたまに紙皿にする、みんなワンプレート式のお皿にする

2、どんどん頼ろう

人に頼ることが苦手、全部自分で引き受けてしまう、そして完璧主義なタイプのママさんも多いです。練習だと思って、人に頼る練習をしましょう。

せっかくこの便利な時代に生まれているのですから、モノやサービスも活用しましょう。

旦那さん、お母さんお父さん、義父義母、地域のコミュニティ、保育園のママ友、先生、ファミリーサポートセンター、市町村の子育てシステム、家事代行システム、お掃除ロボット、洗濯乾燥機、食材宅配サービス、お弁当サービスなど。

どんどん人やモノやサービスに頼って、自分だけの時間を作ってください。

この記事を見てくださっている方の中で、もしもパパさんがいらっしゃるようであれば、ぜひママさんに1人の時間を作ってあげてください。そうすることで、心の余裕が生まれます。心の余裕が生まれることで優しくなれるんですよね。

そして、もう一つ。どんどん人と話してください。他愛のない話しもイライラも不安も話すとスッキリします。自分の思考が整理されます。

Cさんは、私に話すということをして、思考の整理をするようになって、やるべきことが明確になって、確実に子どもに優しくなれているそうです。

“人に話を聞いてもらうなんて申し訳ない…〟と思ってしまうかもしれませんが、話を聞くのが好きな人もいるんですよね。話を聞くことに抵抗感ない人に話を聞いてもらう、これも立派な人に頼る練習になりますよ。

3、お風呂で子どもとじっくり対話をしよう

心の余裕が生まれてきたら、お風呂で子どもとじっくり対話をしよう。

お風呂はリラックス効果が高く、本音を言いやすい環境です。子どもへのイライラが止まらない時は、子どもとじっくり対話ができていない時がほとんどです。

じっくり対話ができなくても、ただただ、お風呂の中でピシャピシャ指鉄砲でもしながら遊んでも良いですし、子どもにマッサージをしてもらっても良いですよ。

余裕がない時は、自分が相手に与えてばっかりになって余力がなくなっている時が多いです。

そんな時こそ、子どもの出番!「ママ肩凝ってるからマッサージして〜」とおねだりしましょう。大好きなママの役に立てることなので子どもは一生懸命やってくれますよ。お風呂に一緒に入って対話することで子どもも安定しますが、あら不思議!実はママ自身が1番癒されるんですよね。

〝自分でしたことを誰かが喜んでくれる経験〟を子どもにしてもらうために、子どもにもどんどん頼ってあげてくださいね。

まとめ

子育てをしていると、どうしても子どもに意識がむきがちです。

しかし、フォーカスすべきところは“自分自身〟

ママさん自身が、余裕が出てきて満たされてきたら、子どもに対しての言動も変わってきます。

理想と現実を比べるのではなく、比べるのは昨日の自分だけ。もしも、昨日よりも出来ていないとしたら、今日はほんのちょっとできるように意識してみてくださいね。

今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

保育士/webクリエイター

フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように...という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。

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