“Huawei sues Verizon for alleged patent violations“というニュースがありました。中国情報通信大手のファーウェイが米通信事業者大手ベライゾンを米国の裁判所において特許侵害で訴えたという話です。正確に言うと、（2020年）2月5日にテキサス州西部地区連邦地方裁判所において7件の特許で提訴、それと同時に、テキサス州東部地区連邦地方裁判所において5件の特許で提訴しています。何故まとめてやらないのかと思いましたが、前者は比較的上位レイヤーの特許、後者は光伝送関連の下位レイヤーの特許ということで別にしたものと思われます。

中国は2018年に日本を抜いて特許出願件数世界第２位の国となりました。また、ファーウェイは米国特許保有件数ランキングでは第10位です（参考サイト）。今後、米中の争いが貿易だけではなく知財に及び、かつ、今までとは逆に中国企業が米国企業に権利行使するパターンが増えてくることが予測されます。