【使用注意】「あなたのために言ってるの」が及ぼす子どもへの影響を解説!言い換え3選も紹介
子育てについて、たくさんの本で学んで、栄養とか生活リズムとか整えるべく毎日頑張っています。
それでも、なかなか子どもがご飯を食べてくれなかったり寝てくれなかったりします。
そんなとき、本当にイライラしてしまって「○○のためにやってるのに!」と言ってしまうことがあります。
でも事実だし、虐待しているわけではないし、こうやって言い聞かせた方がわかってくれますよね…?
もっと効果的な声かけがあれば教えてほしいです。
※この記事で扱っている相談内容は、本人が特定されないよう元の相談から改変したもの、もしくはInstagramにて募集している悩み相談で相談者が記事内での相談内容使用を承認しているものです。
いつもご相談いただきありがとうございます。
「○○のために言っているの」「あなたのために言っているの」という言葉は、子育てに一生懸命な親がつい言ってしまいがちな言葉とも言えます。
しかし、その意図とは裏腹に子どもに与える影響は、あまりよくないといえます。
この記事では、「あなたのために言ってるの」という言葉が、子どもの心理や行動にどのように影響するのか、どんな言い方に変えていけばいいのか解説していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「あなたのために言ってる」のはホント?この言葉が子どもに及ぼす悪影響
親が「あなたのために言ってるの」と言うとき、多くの場合は子どもの成長や幸せを願ってのことです。
しかし、子どもは親の言葉をそのまま受け取ることもあれば、裏にある意図を感じ取ることもあります。
親のこの言葉が何度も繰り返されて苦痛になってくると、子どもは「自分の意見や気持ちが尊重されていない」と感じる場合があるのです。
さらに、「あなたのために言ってるの」と過剰に繰り返すことで、子どもはストレスを感じるでしょう。
特に、親が自分の期待を押し付けるようにこの言葉を使うと、子どもは強いプレッシャーを感じ、自信や意欲を失う場合があります。
親になったあなたも、今、自分の行動に対して自分の親やパートナーに「あなたのことを思って言っているの」と言われたらどのように感じるでしょうか?
あなたの感じるであろう気持ちと、子どもが感じている思いはきっと似ています。
あなたのために言ってるの!と子どもに伝える親の本音とは?
親がこの言葉を使う最大の本音は、子どもの成長や幸せを願っているからです。
親は自分の経験や知識を基に、子どもがより良い人生を歩むためのアドバイスをしているのです。
また、親は常に子どものことを常に心配しています。
この「あなたのために言ってるの」という言葉には、子どもが失敗したり、困難に直面したりすることを避けたいという親の強い願いも込められています。
しかし、一部の親には自分の期待や理想を子どもに押し付ける形で、「あなたのために言ってるの」と言ってしまう場合があります。
これは、親自身の未達成の夢や目標を子どもに託す気持ちが大きく影響しています。
必見!こんな風に言い換えていこう!子どもに伝わる言葉3選
ここでは、「あなたのために言ってるの」に代わる、子どものために本来伝えるべき言葉3選をご紹介します。
これらの言葉は子どもの自己肯定感を高め、良好な親子関係にしていくために役立つでしょう。
1. 「どう思う?」
この言葉は、子どもの意見や気持ちを尊重し、対話を促します。
例えば、子どもが友達とのトラブルについて話しているとき、「どう思う?」と尋ねることで、自分の考えを整理し、表現する手助けができます。
また、ドリルなどの宿題をやるタイミングを話し合う際に、「どの時間が一番上手にできると思う?」などと聞くことで、子どもが自主的に計画を立てるよう促すことができるでしょう。
2. 「一緒にやってみよう」
この言葉は、親子が協力して課題に取り組む姿勢を示したいときに効果的です。
例えば、子どもが宿題を難しいと感じているとき、「一緒にやってみよう」と言って一緒に問題を解くのも良いでしょう。
また、新しい習い事を始める際にも「一緒にやってみよう」と親も一緒に挑戦する姿勢を見せることで、子どもは安心感を持って取り組むことができます。
3. 「あなたならできるよ」
この言葉は、子どもへの信頼と期待を表現したもので、子どもの自己肯定感を高める効果があります。
例えば、子どもが新しい挑戦に臨む前に、「あなたならできるよ」と励まして自信を持たせましょう。
また、テストや発表の前に「あなたならできるよ」と伝えて緊張を和らげることで、子どものやる気を引き出し、さらに努力をしようという気持ちにつなげることができます。
まとめ
「あなたのために言ってるの」という言葉は、子どものために一生懸命な親がつい言ってしまいがちな言葉です。
しかし、その意図が上手く伝わらないと子どもにプレッシャーやストレスを与えてしまうでしょう。
この言葉が口から出そうになったら、少し言葉を変えてみましょう。
大切なのは、子どもを信じてサポートする姿勢です。
日々のコミュニケーション時少し意識して、子どもにとってプラスになる言葉を選んでみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。