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つい溜まってしまう紙袋の「収納法」より大切なこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

気が付いたら溜まってしまう紙袋。畳めば薄くなるし収納場所を取りません。しかし、いつか使うかもしれないと思い保管しておくと、気が付いたらとんでもない量になってしまうこともあります。

しかも、私たちの身の回りにはとても便利な紙袋専用のケースなどがあり、それが紙袋の収納問題を解決してくれそうな期待感を抱いてしまいます。

しかし、紙袋が増える原因を解決できるのは、収納道具ではありません。

収納するより、消費する方法を考えてみる

これまで私がお伺いした家庭には、大小さまざまな紙袋が保管されていて、100枚以上保管していた家庭もあります。そして、収納場所が決まっている家庭もあれば、全く決まっていなくて、いろいろな場所から紙袋が出てくる家庭もあります。

「紙袋が増えてしまう」という悩みは、収納スペースを用意することで解決できそうな気がしますが、増えてしまうこと自体の解決にはなっていないので、さらに増えたら、別の収納スペースが必要になります。

また、紙袋専用の収納を用意し、そこに空きスペースがあると「まだ溜めることができる(まだ収納できる)」という安心感からどんどん溜まってしまうのです。

だから、収納法よりまず、消費することを考え、我が家はどのサイズであれば活用できるのかを知っておく必要があるのです。

私の紙袋活用法

我が家は普通サイズの紙袋しか保管しません。靴箱の中でゴミ箱として使用するからです。

DMや郵便物を家に持ち込むと、ついダイニングテーブルの上などに置きっぱなしにしてしまいます。

必要な郵便物もありますが、不必要なモノも意外と多く、ダイニングテーブルの上で邪魔になれば、今度はキッチンカウンターへ移動したりし、手間ばかりがかかってしまいます。

だから、明らかに不要とわかっているものだけでも玄関で処分するようにしています。そのために、紙袋の収納場所も靴箱の中です。

活用法は他にもいろいろありますが、紙袋が知らず知らずのうちに溜まってしまうのは、たった1回しか使っていない、まだ使えるからもったいないという理由が一番でしょう。

だったら、我が家に合う活用法を考え、活用できる紙袋だけを残し一枚一枚消費していけばよいのです。

まとめ

紙袋の片づけで大事なのは収納する入れ物でも、たくさん収納するワザではなく、

「我が家にはどんなサイズが必要かを知ること」

必要なサイズが分かれば、そのサイズの紙袋だけ、選んで保管すればいいのです。とりあえず破れていないし使える!と紙袋の状態で考えると、大量の紙袋を保管することになる可能性があります。

だから紙袋の収納はどうするかを考える前に「わが家が使う紙袋のサイズ」を考えてみてください。そうすると、意外と紙袋を使わないことに気づくかもしれません。

あなたの暮らしは、あなたが選んだモノでできています。自分の暮らしに必要なモノは自分で選ぶ、家に入ってくる紙袋も全部収納する必要なんてないのです。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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