幼児期に必要な自制心とは?幼児教育講師がおすすめする子どもの自制心が育つ遊び15選【後編】
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日も前回に引き続き『子どもの自制心が育つ遊び15選』というテーマでお話しします。
前回では、幼児期に必要な自制心についてとおすすめの遊び①〜⑤までをご紹介していますので、まだの方はぜひ併せてご覧ください。
では、さっそくおすすめの遊びの続きを紹介していきます!
6.積み木重ね・重ね将棋
積み木重ねは、幼児の子であれば日常的にやっている遊びかもしれませんね。
積み木をひたすら高く積み重ねていく動作は自分の体を静かに動くようにコントロールする必要がありますが、ポイントは高さです。
2〜3個積み重ねたくらいでは静かに動く必要はありませんので、親子で高さを競うようにしていったりすると良いトレーニングになります。
重ね将棋は、将棋のコマを順番に重ねていき倒したら負けという遊びですので、ご家庭に将棋があるという方は挑戦してみてくださいね。
7.伝言ゲーム
伝言ゲームは完全に喋らないという遊びではありませんが、伝言している人もなるべく小さな声で話さないといけませんし周りの人もうるさくしてはいけませんから、公共の場で静かに話す練習にもなります。
人数が揃わないとなかなかできない遊びですが、静かにする力だけではなく記憶力なども鍛えられる遊びですので非常におすすめです。
8.静かに命令ゲーム
通常の命令ゲームは、出題者が「命令!後ろを向いて!」などと指示をしたら、参加者はその命令にしたがって後ろを向くというルールで、最初に「命令!」と言わなかった場合、その指示には従ってはいけないというひっかけ要素がある遊びです。
『静かに命令ゲーム』は私がそれを少しアレンジしたゲームで、次のようにルールを変えています。
ルール①出題者はヒソヒソ話のように静かに指示を出す
そうすることにより、参加者は静かに耳を済ませて指示を聞かないといけないので、静かに話を聞くというトレーニング要素が加わります。
ルール②最初に「命令!」というのではなく「後ろを向かない!」というように、“語尾に否定語”が入ればその行動をしてはいけない
それにより、最後までちゃんと話を聞かないといけないですし、どんな指示かを覚えておかないといけないため記憶力のトレーニングにもなります。
「前を向いて右手を上げて手をグーにする」というように徐々に難しい命令をしながら楽しく遊んでみてください。
9.だるまさんが転んだ
これはもう定番中の定番ですね!
自らの意思で止まるという力の良い練習になります。
親が鬼の番であれば、あえて長く子どもたちを見つめてあげて止まっている時間を長くしてあげると、さらに自制する力を育てる良い練習になります。
10.スローモーションで動こうゲーム
ルールは次の通りです。
- まずは親子で家の中を歩き回る
- リモコンを持っている人が「ストップ!」「スロー!」「再生」「巻き戻し!」の指示を出す
- リモコンを持っている人も含めて指示に従い、止まったりスロー再生のように動いたりする
- それを繰り返して楽しむ
このようにゆっくり動いたり止まる動きは、静かにする力・自制する力に繋がっていきます。
キャッキャと楽しんでくれる子どもが多い遊びです。
11.かくれんぼ
かくれんぼはまさに静かにする力を養うのにうってつけの遊びですので、幼児期から積極的に遊んでいきたいですね。
12.こおりおに
鬼にタッチされたら体が氷のように固まり、仲間にタッチしてもらえば復活する遊びです。
これも固まっている時間は動かないようにするというトレーニングになります。
同じような遊びで地蔵鬼というのもあります。
ルールは一緒ですが、鬼にタッチされたら氷ではなくお地蔵さんのポーズをするという遊びです。
私はその姿がちょっとシュールなので地蔵鬼も好きです。笑
ぜひやってみてください。
13.スパイダーネット
これは家の中でできる、静かにゆっくり動く動きを通じて自制する力を育てる練習になります。
スズランテープなどをクモの巣を作るように廊下などに張り巡らせていき、テープに触れないように避けながら通る遊びです。
よくルパン三世とかがお金持ちの家に侵入する際、赤外線センサーを避けるように侵入するシーンがありますが、それのイメージです。
同じようなシチュエーションを廊下に作り、ゆっくり自分の体をコントロールしながら動いていくことで自制する力に繋がっていきます。
少し準備は大変ですが、良かったらやってみてください。
14.背文字遊び
皆さんやったことがある方も多いと思いますが、背中に指で文字を書き当てる遊びです。
書かれている側は喋らず静かに神経を研ぎ澄まさないといけない遊びですので、静かにする力に繋がっていきます。
これもイスに座ってやることで、イスに座る練習にもなりますね。
15.バランスゲーム
これは、片足でバランスを取り誰が一番長くバランスを保っていられるかという遊びです。
体を自らの意思で動かないようにコントロールするという立派な練習になります。
さらに、ちょっと無理やりですが、喋ってしまったら負けというルールを付け加えると言葉も動きも自制する練習になりますので、時折喋らないルールを付け加えてみるのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
お子さんに合った楽しめそうなものがあったら、ぜひやってみてくださいね。
皆さんの子育てを応援しています!