「子どもの集中力がない!」子どもの集中力はいつまで続くのか?なぜ続かないのか?幼児教育講師が解説!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子どもの集中力』というテーマで、私が運営する子育てコミュニティのメンバーからいただいたご質問を元にお話ししていきたいと思います。
【質問内容】
今回のご質問は、7歳男の子の親御さんからいただきました。
ざっくり言うと
というようなご質問です。
これはきっと多くの方が共感できるお悩みなのではないかと思います。
まずですが、おっしゃる通り『集中力が続かない=色んなことに興味を持てる長所』でもありますよね。
そう考えられているのはとても素晴らしいことだと思います。
この前提を間違えて、色んなことに興味が移ってしまうことを良くないことだと考え無理に直そうとしたりすると、きっとどこかでお子さんとの軋轢を生んでしまうので注意が必要ですね。
なので、これは長所であるという前提を置きながらさらに集中力の面も伸ばせる方法を探していくのがとても良い関わり方だと思います。
【子どもの集中力の4つの大切な理解】
では、ここからお子さんの集中力への理解についてお話ししていきます。
1.『小学生までの集中力』というのは「好きなことに集中できているか?」という点で見てあげることが大切
好きなことや興味があること以外のどんなことにでも長く集中できる子は残念ながらほとんどいません。
だからこそ、お子さんに集中力というものが育まれているか?というのは、好きなことをしているときをベースに見てあげると良いですね。
2.子どもの集中力は小学校低学年までは年齢プラス1分/高学年〜中学生で15分程度
次の理解はこれです。
これを聞いてどう思いますか?
たぶん多くの方が「え!たったのそれだけ?」と思うのではないかと思います。
実は子どもの集中力の持続はこのくらいで普通なんです。
なので『子どもが1つのものに長く集中する姿の理想像を高く持ちすぎない』というのも大事かもしれません。
3.1つのことに集中できているように見える=集中ではない
私たち大人は『1つのことに集中している=集中』だと思ってしまいがちなのですが、連続的に違うことに興味が移り、集中が移り変わっていくということも集中力の1つの形です。
僕たち大人も、勉強や仕事をするときに何か1つのテキストをずっと見ているわけではなく、その目標を達成するために必要なものにどんどん意識を移動させていきますよね。
それは子どもも一緒で、何かに集中するというのは特定の1つのことに集中して意識を向けているだけではないのです。
4.静かにじっとしている=集中と考えすぎない
これは③でお話しした内容と近いですが、姿だけで子どもの集中を見ることはできないと私は思っています。
たとえば、お子さんのタイプによっては鼻歌を歌っているときにすごい集中をしていたり、体を左右に揺らしているときに集中モードに入っていたり。
他にも、歩きながら考えていると集中できる人だっていると思います。
なので、机に向かってまっすぐテキストを見ている姿=集中と考えすぎないことも大切にしていけると良いですね。
いかがでしたでしょうか?
以上4つが、私なりに思う子どもの集中を理解するためのポイントです。
次回後編では、具体的に子どもの集中力向上のために私たち大人ができることをご紹介していきますので楽しみにお待ちください。
皆さんの子育てを応援しています!