『自立している子』の親がしている環境づくりを幼児教育講師が教えます!
こんにちは!幼児教育講師のTERUです!
今回は『自分のことを自分でしたくなるお家づくり』をテーマにお話しさせていただきます。
最初はせっかくなので「この環境を作ると良いですよ!」とかなり物理的な環境づくりについて考えようと思ったのですが、考えれば考えるほど「本質はそこだけじゃ無いよな」と思ったため、前半は大人の姿勢が作る環境、後半は物理的な環境についてご紹介します。
ぜひ今回の話をヒントに皆さんのお家にあった具体的な環境づくりについて考えてもらえると嬉しいです!
【「自分のことを自分でしたくなる」には】
まずそもそもなのですが、子どもたちが「自分のことを自分でしたくなる」にはどのような要素が必要でしょうか?僕は大きく分けると5つあると思っています。
- 子どものやりたい!=やれた!体験を積み重ねられる環境
- 自分のことを自分でやることを前向きに捉えられる環境
- 特別感のある環境
- 子ども自ら動ける環境
- 子どものストレスを減らせる環境
ここから1つずつ具体的にお話ししていきます。
①子どものやりたい!=やれた!体験を積み重ねられる環境
僕は子どもにとっての環境とは物や家などの物理的環境だけではなく、周りの人、つまり親も環境だと思っています。1つ目はまさに大人の姿勢が作る環境です。
子どもたちの姿を長いスパンで見てみれば、多くの子は誰に何を言われなくても「やりたい!」「それ僕できる!」「私にやらせて!」というやりたい欲が止まらない時期があります。まずはそのときに
「やりたい!」をなるべく否定しないこと
そして一人でできないようなことだったとしたら
「ありがとう!じゃあ一緒にやろうか!」とサポートしながらも、子どものやりたい気持ちを「やれた!」というところまで満たしてあげる
もしどうしても子どもにさせてあげられないことであれば
「ありがとう!でもこれは〇〇で危ないからお母さんがやるね!手伝ってくれるその気持ち嬉しいよ!」と子どもの気持ちに感謝を伝える
こういったことを積み重ねていくことは間違いなく『後に自分のことが自分でできるようになる土台』となっていきます。
②自分のことを自分でやることを前向きに捉えられる環境
これも大人の姿勢が作り出す環境づくりです。
簡単に言ってしまえばこの2つ。
- なるべく待つ
- 細かいミスを指摘しない、怒らない
子どもが自分のことを自分でやる気持ちが湧かない理由の1つに「すぐに口出しをされるから嫌」というのが挙げられます。これは結構多い。しかもそれに僕たちは気づき辛かったりしますよね。
でも子ども目線で考えると、自分でやろうと思ったのに「そうじゃないよ!」「こっちからやった方が良いよ!」「この方が効率良いからこうしな!」なんていちいち口出しをされる。そしてさらにちょっとの準備忘れや、間違いを指摘されたり怒られたり。そんな環境では自分のことを自分でやろうとは思わないですよね。なので先程挙げた2つをなるべく意識してあげてほしいです。
もしお子さんがいつも色々と指摘・手出し口出しされるのが嫌で動けないのであれば、少し時間はかかりますが、この環境づくりが根本的に自分のことは自分でやることを前向きに捉えられる助けになっていきます!
いかがでしたでしょうか?
以上が僕がオススメしたい親の姿勢が作る環境づくりです。
ちなみにですが、今回お話した環境づくりは完璧を目指さないでください。どうしても忙しいときにまで子どもの気持ちを尊重してあげるなんて無理ですよね。できる限りできる範囲でしてあげれば十分です。肩の力を抜いて良いと思った部分を取り入れてみてくださいね。
皆さんの子育てを応援しています!
次回は、後半の物理的な環境についてご紹介します。どうぞ楽しみにお待ちください!
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