ひと袋で三つのあんこを楽しんむ「ひとくち最中」で匠紀の国屋さんのお気に入りあんこを見つけて
2022年5月に倒産、ならびに突然の閉店となった東京都多摩市を中心とするエリアで店舗を構えていた和菓子屋「紀の国屋」さん。しかし約10日後、アイ・スイーツ(株)運営のもと元従業員約20名の方が一丸となり「匠紀の国屋」として再オープン。当時とほぼ変わらない味わいに、往年のファンの方も歓喜しほっと胸をなでおろしたそう。
紀の国屋さんから続く名物のひとつに「相国最中」といいまして、粒餡をたっぷり挟んだ四角い最中があるのですが、そこに一ひねり新しい要素を加えた最中が登場。
今回は、ぱくりと口に運ぶか半分にわけて運ぶか迷ってしまうような三色の「ひとくち最中」をご紹介。
可愛らしいキューブ型の最中が一袋に入った「ひとくち最中」は、おやつにぴったりなサイズ感。一般的な最中はどちらかというと平らな形ですが、こちらは三角錐をふたつあわせた立方体。色も二色に分けられているところがポップで可愛らしいですね~!
ただ可愛いだけではなく、お味は地に足のついた正統派。特に粒餡のふっくらとした小豆の存在感は、最中種の香ばしさと相まって甘味だけではない旨味や香りといった美味しい要素が盛り沢山。また、ひと口で頬張ると、一般的な最中よりも口の中に押し寄せてくる餡子の勢いが強く、非常に大胆な食感。
黄色の柚子、ピンクの栗はいずれもなめらかな手亡豆のこし餡がベースとなっており、こちらは甘味がしっかりと備わった最中たち。ついつい色ごとに半分に分けてシェアしたり、大事に食べたくなってしまいますね。
ねっとりとした餡子は、くどい、甘すぎるという意見も耳にしますが、このくらいのサイズ感であれば、丁度いい塩梅で、もしくは餡子好きな方なら、もう少し食べようかなといずれも残すことなく最後まで美味しくいただけるのではないでしょうか。
昔ながらの味わいはそのままに、形を変えるというアプローチをすることで現代仕様に変化を遂げた老舗の最中。
ぜひ、ほっとひといきつきたい時の相棒に採用してみてはいかがでしょうか。