7月25日からスタートする、NHKとBS民放5社による共同キャンペーン「新4K8K（BS）衛星放送で見ようよ！真夏のリレー１週間」は、各局がリレー方式で、それぞれのチャンネルのカラーを出した番組を放送し、新4K8Kならではの映像の美しさをアピールする。その発表会見が先日行われ、このキャンペーンのナビゲーターとして、昨年に続いて落語家の春風亭昇太師匠が登場した。

開口一番「NHKと民放を一辺に出られる人は他にいない、事務所は小さいのに(笑)」と語り笑いを取っていたが、昇太師匠の2年連続の起用理由を聞かれたBS編成担当担当者会議主査の荒井昭博氏も「全局受け入れられる人柄に加え、趣味が多彩で各分野に精通し、どの番組の冒頭と終わりに登場しても、熱く語って頂ける方」と、趣味の幅広さと人柄を絶賛。7月25日～31日まで放送される番組のラインナップは――

昇太師匠は全番組のオープニングとエンディングに登場し、それぞれのテーマについて熱く語る。このキャンペーンの見どころについて「長く続いているコロナ禍で、なかなか表に出られない。大勢で騒げないし、旅行にも行けない。そんな時、番組を観ることで自宅にいながらにして、その場所に行った気分になれるし、普通の旅行では見られない角度からの景色を楽しむことができる。音にも立体感があって楽しめる」と説明。

実際に会場で各番組の紹介映像が流されたが、新4K8Kのストロングポイントは、＜きめ細かな美しい映像＞、＜光のコントラストも忠実に表現＞、＜鮮やかでリアルな色表現で、“本来”の色を伝えることができる＞、＜8K放送では最大22.2chサラウンドまで対応しているので、没入感溢れる立体的な音響を楽しむことができる＞ことで、極上のエンターテインメントを提供してくれる。昇太師匠は「僕の顔、まだまだ4Kに耐えられるなと思いました(笑)」と会場を笑わせると、「4K8Kとかけて何ととく」という荒井主査からなぞかけの無茶ぶりに、「夏休みにどこにも連れて行ってもらえなかった、子供の夏休みの絵日記ととく」「その心は、行っていないけど行った気持ちになれます」――と、鮮やかにまとめた。

この日は今年3月に開局したBS松竹東急、BS Japanext、BSよしもとの、BSデジタル3局のプレゼンテーションも行われた。それぞれが独自のコンセプトとカラーを打ち出した番組作りをアピールしていた。

また、BSというとターゲットの年齢層が高い番組が多いイメージがあるが、Z世代をターゲットとした施策にも注力している。女優･タレント、そして高校生お天気キャスターとしても注目を集めている国元梨紗と、アイドルグループ@onefiveのGUMIとSOYOを起用した映像『青春はいつだって、高画質 衛星放送。」を制作し、アピールしている。

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