「もうたぶんチャレンジすることはできないのでよかった」10連覇を達成した渡辺明棋王(37)コメント
渡辺明棋王「(49手目▲2七飛に昼食休憩1時間をはさんで44分を消費)昼休み、ちょっと長考になって。(48手目)△1五角の対応がわかんなくて。あまり自信がないのかなと思ってやってたんですけど。(矢倉の作戦は)予定だったんですけど、結局、手が広い将棋になっちゃうんで。それで予定からはずれてからどうなるかっていう感じで、はい。(95手目)▲5二銀打って(△同金▲8四角)と王手飛車をかけたあたりでまあ、よくなったかなとは思ったんですけど。はっきり勝ちになったのは、そうですね、まあ、もう少しあとですかね。ちょっと怖いところもあったんで。(シリーズを振り返って)大変な将棋が多かったので。やはり、終盤まで大変な将棋が多かったですね。(10連覇達成について)いやもう、たぶんチャレンジすることはできないので、それはよかったと思います。(タイトル獲得数は通算30期)それはあんまり考えてなかったんですけど、やっぱり10連覇の方を強く意識してました」