東海地方の台所と呼ばれる「柳橋中央市場」。全国でも珍しく都心部一等地である名古屋駅前に位置し、全国最大級の規模を誇る民間中央市場として知られています。

伊勢湾や三河湾、知多半島で水揚げされる近海物をはじめとして、食肉や野菜など多くの食材が並びます。

そんな柳橋中央市場ですが、合計20ほどの店舗が軒を連ね、新鮮な食材を使ったグルメを味わることはご存知でしょうか。

今回はその中でイチオシのお店「地魚食堂てるてる」さんをご紹介したいと思います。柳橋中央市場の入り口近くにあるお店で、お昼時にはいつも行列ができる人気店です。

人気の理由は、6種類の贅沢&リーズナブルなランチ。新鮮な海鮮ネタが惜しげもなく盛られ、税込1,500円前後という抜群のコストパフォーマンスを誇っています。

思わず目移りしてしまう定食ばかりですが、今回は「祝・地魚寿司定食」をオーダーしました！市場の生活感漂う空間で、なんだか不思議と落ち着きながら、待つこと数分・・・

「祝・地魚寿司定食」がやってきました！一つ一つネタの大きいお寿司がしっかりと盛られています。マグロ、イカ、サーモンいくら、ヒラメ、ブリ、玉子、鯛、ボタンエビ、ホタテ、穴子の10貫です。大きめのシャリも良いですね。

そんなお寿司ですが、よくよく見てみると気づくことがあります！

それはお寿司の半分ほど、一つのシャリに二つのお刺身が乗っているということ。卸売市場らしい太っ腹なおもてなしも垣間見えました。

一つ一つのネタは分厚く、鮮度も食感も素晴らしいです。特に一口目の噛みごたえと、身本来の甘みが違います。シャリに対して二枚ネタがあることで、魚の旨味を口の中いっぱいに味わえました。

特大ネタの穴子も絶品でした。香ばしく焼きが入って、甘めのタレが塗られています。脂がしっかり乗り、ふわっとした食感の穴子で、口の中が満たされる時間がたまりません。

また、ぷりっぷりのボタンエビも中々街中でいただく機会はないですよね。お寿司一貫一貫でものすごい満足感があります。

ということで10貫全て、「祝・地魚寿司定食」を味わい尽くしました。「名古屋でこんなにコスパが良く、新鮮なお寿司が食べられるとは...!?」 まさに目から鱗の発見でした。

お昼時には行列ができる人気店ですが、営業終了間際の14時前に滑り込めば、あまり並ばずに利用することができますよ。柳橋中央市場は名古屋駅にも近いので、ぜひランチに訪ねてみてはいかがでしょうか。