大阪・関西万博の公式ロゴ「いのちの輝き」は『ゲゲゲの鬼太郎』のパクリと誤情報拡散。原因は無断転載か
2025年の大阪・関西万博の公式ロゴマーク「いのちの輝き」が、水木しげる先生の漫画『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する妖怪のパクリだとする誤情報が拡散しています。
ネット上で「いのちの輝き」のパロディが人気に
8月25日に発表された大阪・関西万博の公式ロゴ「いのちの輝き」。その見た目の特徴からネット上でさまざまなパロディ画像やインスパイアした何かが発表される一種のお祭りとなりました。
たとえば「キャラメルコーンを改造したものでは?」という笑いを誘うツイートが4.7万リツイートされ、しかもそれに公式が反応したり、
「人気ゲームに登場していただろう?」というパロディ画像が1.4万リツイートされたり、
パンで再現された写真が3.3万リツイートされたり、
と、先週のインターネットは「いのちの輝き」の話題で持ち切りでした。
『ゲゲゲの鬼太郎』画風のパロディ絵にパクリと誤解
そんな「いのちの輝き」パロディのひとつとして投稿されたのが、『ゲゲゲの鬼太郎』風に描かれたパロディ画像です。
このパロディ画像を投稿したのは「パチモノ作家」を名乗るドリヤス工場さん。水木しげるタッチの絵を描くことで知られています。
これだけなら「いのちの輝き」にまつわるパロディ画像を、水木しげる先生風の絵を描くことが上手な人が投稿しただけの話です。
しかし、とあるTwitterユーザーが「水木しげるの絵だ! 公式ロゴはパクリだったんだ!」と勘違いしたツイートを投稿したことから、誤情報が広がることになります。
誤情報のツイートはすでに削除されているため最終的にどれほど広がったのかはわかりませんが、多くの人が誤解することとなりました。
パロディ画像が無断転載された結果か
このような勘違いが生まれてしまった原因は、パロディ画像だけがどこかに無断転載されたせいだと思われます。
誤情報を投稿したTwitterユーザーは「すみません、確かめずに載せてしまいました。どうやら、どなたかがパロディーで作った画像みたいです」と後に謝罪しており、ドリヤス工場さんが投稿した絵であることは知らなかったようです。
このことからドリヤス工場さんのツイートを見て勘違いしたのではなく、無断転載されたパロディ画像が独り歩きした結果、「パクリだ」と指摘されるにいたったと考えられます。
騒ぎを受けてドリヤス工場さんは「パロディイラストに『これはパロディです』と注釈を入れないといけないな」とツイートしています。
元々はネットのお祭りに参加したただのパロディ画像だったはずなのに、無断転載には本当に困ったものです。