冬休み明け要注意!どうしても宿題しない子へ…最終奥義
こんにちは!まりあママです。
保育士としての知識や3人の子育ての経験を活かし、インスタグラムでママたちの心が楽になるマインドや親子で幸せになる子育て術などを発信しています。
前回は、子どもが宿題をしないときに使える、親の有効な言葉かけについて厳選し5つご紹介しました。私が実際にやってみて効果のあったものばかりなので、ぜひ前回の記事もご覧下さいね。
いろんな声掛けを試してみたけど、どうしても子どもが宿題をしてくれない…。
今回は、そんな場合に使える親の声かけの最終奥義をご紹介します。
どうしても子どもが宿題をやらない…
そんなときの声掛けはズバリ!「宿題やらなくてもいいよ!」です。
どういうこと?と驚かれた皆さんと一緒に考えたいことがあります。
そもそも宿題って…何のためにあるの?子どもにそう聞かれたら、すぐに明確に答えられますか?ここで1度、宿題の目的を考えたいと思います。
宿題の意味①学校で習ったことの復習
エビングハウスの忘却曲線というものを知っていますか?人間は新しく得た情報は徐々に忘れていき、翌日には70%が失われるのです。しかしすぐに復習することで、記憶が1度復活し、徐々に定着しやすくなることが分かっています。
宿題の意味②家での勉強習慣を定着させる
これが意外と奥深く、受験勉強のためなどではなく、自学自習ができる人間に成長していくということです。自学自習ができるとは、自ら課題を見つけて、余暇時間を使いスキルアップをすることを指しています。
このスキルは、大人でも持ち合わせていない方が多く、社会人の勉強時間はなんと、1日数分とも言われているのです。
しかし、現行の宿題にはさまざまな課題も…
今の子どもたちはとても忙しいのが現状です。就学前から習い事をしたり、タブレット教材などで自宅学習をする子もどんどん増えていませんか?
ここで気になるのが、ベネッセ教育総合研究所によるアンケートの結果です。子どもたちに心や身体の疲れについて尋ねたところ…
小学生51.2%、中学生64.8%、高校生70.4%の子どもたちが「忙しい」と回答しており、増加傾向にあります。これは2013年のものでデータが古いですがこのときには既に増加傾向にあるのです。
宿題って例えると…
大人にとっての残業なのかもしれません。大人が家では仕事のことを考えずに休みたいと思うように、子どもにとっても家は安らぎ・充電の場所です。子どもには毎日持ち帰りの残業がある…そう考えると結構大変なものに感じますよね。
子どもの学習において1番大切なこと
それは「学ぶ楽しさ」を失わないことです。他者から与えられたものを無理にやらせようとすると、学ぶ楽しさを得られないだけにとどまらず、「勉強は苦痛」というイメージをもたらす可能性があります。
どうしたらいいの?具体的な親の声掛けは…?
それは、「ママはこう思うよ。」と親の考えを伝えたうえで、やるかやらないかを自分で決めさせるということです。さらに重要なのは、もしそこで「やらない」と言っても本人が決めた選択を尊重すること。「やらないと怒られるよ」など言いたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢。文句は禁物です。
宿題できない日があってもいい。
子どもたちが毎日必ず持ち帰ってくる宿題。毎日完ぺきを求めず、できないときは「できませんでした。」と言って良いのです。そのかわり、子どもが”自分で”先生にできなかった理由を説明できるように、少しずつ伝えていきましょう。子どもが自分の行動の責任をとる練習になります。
親が最低限伝えるべきことだけ伝えたら、あとは本人に任せましょう。もし子どもが宿題をしないで困ることが起きても、それは本人の責任なのです。子ども自身の問題解決能力にもつながります。その間、親も肩の力を抜いて自分のことに集中していましょう。
終わりに
宿題自体を反対しているわけではありません。宿題で力をつける子もいれば、宿題で勉強が嫌になる子もいます。その差がつく一因は、親がどんな対応・言葉かけをとっているか、ということです。
言い換えれば、「子どもが宿題をやりたがらない」という一見困った状況も、親の対応次第ではチャンスにもなるのです。子ども自身が自分の意志や状況を再確認し、それを大人に伝えていくのは、自立への一歩です。闇雲に子どもに宿題を強制する前に、お子さんに合った声掛けを試してみて下さいね。
2024年も、子育て中のママたちが楽になれるマインドや子育て術をご紹介していく予定です!お見逃しないようフォローしてくださいね。
最後までご覧いただきありがとうございました(*^^*)