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「スカイスクレーパーフェスティバル」 天空から眺めるフランクフルトの街

シュピッツナーゲル典子在独ジャーナリスト
オペラ広場での開会式 (筆者撮影)

5月の週末25日と26日にヨーロッパ金融の中心地フランクフルトで6年ぶりに高層ビル群を一般公開する「スカイスクレーパー・フェスティバル」が開催されました。少し遅くなりましたが、イベントの一部を画像でご紹介いたします。

今年は、ツインタワーが目印のドイツ銀行、欧州で最も高いオフィスビルの一つコメルツ銀行など18棟の高層ビル群が開放されました。

このイベントを主催したFFHヒットラジオによれば、2日間でおよそ120万人の見物客が訪れたそうです。高層ビルと高層ビルの間の綱渡り、ベースジャンプ、コンサート(ネナ、オットー、英グループ「ブルー」、英オペラ歌手ポール・ポット)、ストリートパーティ、そして日曜日最終の花火打ち上げなど、100以上のアトラクションが市内で行われました。 

高層ビルへの入場はすべて無料。それゆえに入場チケットを得るのは熾烈な戦いだったとか。開会1ヶ月前にオンラインで申し込みをせねばならなかったのですが、当日は申し込みサイトに全く繋がらなかったり、サーバーがダウンしてしまうほどアクセスが多かったと聞いています。

私は、このイベントをある旅行誌に寄稿したことから、プレスカードをいただくことが出来ました。入場の時間指定がある一般チケットと異なり、プレスチケットはいつでも自由に動きまわることが出来たため効率よく入場でき助かりました。

イベント当日は、通常オフリミットのビル最上階に一般人も足を踏み入れることが出来るだけでなく、コンサートも無料、バンジージャンピングなどのアトラクションも無料で体験できるとあって大変な賑わい。

地図で見ると、これら高層ビルは密集しているような錯覚に陥りますが、ビル間は思いのほか距離があり、移動時間は予想外にかかりました。さらに、市内では前に進みたくても人が多すぎてなかなか思うように歩けないなど混雑も想像以上でしたが、活気あるイベントを満喫しました。

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無料で体験可能なバンジージャンピングには朝から長蛇の列(筆者撮影)

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クレーンで吊り上げられたステージから街を眺めてみるのはいかが (筆者撮影)

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ドイツ国鉄DBシルバー塔前にあるICE(新幹線)の模型 (筆者撮影)

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以前はドレスナー銀行が入居のDBビル内31階会議室。かってはこの円形部分にプールがあったそうだ (筆者撮影)

今回のイベントで私が一番楽しみにしていた欧州中央銀行(Europaeische Zentralbank )では、銀行職員女性が詳細を説明してくださった。まさかオフィスや会議室、プレスルームなどの見学が出来るとは思っていなかっただけに、大変有意義な見学となりました。

ちなみにEZBは現在、フランクフルト内数箇所にオフィスが分散しています。EZB本社ビルは賃貸のため、現在自社新オフィスビルを建築中です。新ビルは来年後半完成、年末に移転する予定とのことです。

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欧州中央銀行EZBプレスルームにて (筆者撮影)

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EZBのオフィス (筆者撮影)

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ユーロマークを上から眺める。この近辺はいつもブロッキュウパイ(封鎖・占拠の造語・欧州緊縮政策の押し付けに反対するデモ)活動家が集まる場所 (筆者撮影)

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右手前に見えるのがEZB、後方は工事中の新EZBビル (筆者撮影)

在独ジャーナリスト

ビジネス、社会・医療・教育・書籍業界・文化や旅をテーマに欧州の情報を発信中。TV 番組制作や独市場調査のリサーチ・コーディネート、展覧会や都市計画視察の企画及び通訳を手がける。ドイツ文化事典共著(丸善出版)国際ジャーナリスト連盟会員

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