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5月の虫対策完全ガイド!専門家が教える最強の虫除けグッズとその選び方

TOUYA化学系研究者

5月が近づくと、自然が息吹き返し、アウトドア活動が増えますが、同時に蚊、ブヨ、ダニなどの害虫も活発化します。この楽しい時期を安全に過ごすために、効果的な虫除け対策が必須です。この記事では、ブログ「虫除けKIWAMI」の運営者が、虫除けグッズを選ぶ際の3つの重要な要素を詳しく解説します。

 まず結論から述べますと、虫除けグッズを選ぶ際の重要要素としては、①対象害虫の種類、②虫除け成分、③塗布方法です。順番に解説していきます。

①対象害虫の種類

 まず、購入する虫除けグッズがどの虫に効果的かを知ることは極めて重要です。例えば、一般的な吊るすタイプの虫除けグッズが蚊には効かないという事実は、多くの人が誤解している点です。このような事実を知らず購入した方が多かったからか、下記のように景品表示法違反として問題になったこともあるんです。

「虫をよせつけない」などとうたった空間用虫よけ剤の表示は根拠が不十分で景品表示法違反(優良誤認)にあたるとして、消費者庁は20日、大手4社に再発防止などを求める措置命令を出した。
措置命令を受けたのはアース製薬、興和、大日本除虫菊、フマキラー。対象の製品は「バポナ 虫よけネットW」「ウナコーワ虫よけ当番」「虫コナーズ」「虫よけバリア」など計30種類。不当な表示による売上額は少なくとも4社合計で190億円に上るという。
引用:虫よけ表示、「根拠不十分」消費者庁が4社に措置命令

 このように購入したい虫除け商品が本当に退治したい虫に対応しているかは、ぜひご確認ください。もし蚊にも効く吊るすタイプの虫除けグッズを知り方は、こちらの記事「蚊にも効果的な最強の吊るす虫除けグッズは?」をご覧ください。

②虫除け成分

 次に、虫除け成分の安全性と効果を考慮する必要があります。科学的に証明された成分であるDEET、ピカリジン、イカリジンは、特に蚊に対して顕著な保護効果を発揮します。中でもイカリジンは、その安全性と持続性から特にお勧めします。イカリジンの特徴の詳細については、私のブログ記事「虫除け有効成分ディートとイカリジンの違いは?おすすめの虫除けグッズは何?」をご覧ください。

③塗布方法

 最後に、虫除けグッズの塗布方法を考えることも大切です。大きく分けると、①エアゾールタイプ、②ミストタイプ、③ジェルタイプの3つに分けられます。それぞれの塗布方法には特徴があるので、ぜひご自身にあった塗布方法を選択ください。

  • エアゾールタイプは使いやすい一方で、薬剤が空気中に散乱しやすいため、子供の使用には適しません。
  • ミストタイプは散乱が少なく、より安全に使用できますが、塗布には手間がかかります。
  • ジェルタイプは服の上からは使用できませんが、散乱せず、子供にも安心して使用できます。

④おすすめの虫除け製品

 これら3つの要素を総合して、私がより効果的かつ安全でおすすめしたい虫除けグッズは、「天使のスキンベーププレミアム ミストタイプ」です。
イカリジンを虫除け成分としており、効果が長続きする上にミストタイプで安全性も高いからです。この商品についてより詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

【2024年】研究者が考える赤ちゃん、大人別、最強おすすめの虫除けスプレーはこれだ!

まとめ:虫除けの専門家が教える虫除けグッズの選び方3選!本当に効果的な虫除けグッズとは?

 5月は自然を楽しむ最高の季節ですが、害虫の活動も活発になります。適切な虫除けグッズを選ぶことで、これらの小さな脅威から自分自身を守り、外出を安心して楽しむことができます。選び方のポイントを押さえて、賢く対策を行いましょう。

化学系研究者

東京工業大学大学院の修士課程を卒業後、化学メーカーの研究者として従事。研究成果がメディアに取り上げられた経験有り。化学に関連する記事を書いています。

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