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【不安障害の方との接し方】を精神医学に詳しい心理カウンセラーがわかりやすく解説いたします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「不安障害の方との接し方」というテーマでお話したいと思います。

では、早速。
不安障害の方には、「何が不安か?」しっかり話を聴いてあげましょう。
励ますのは、そのあとです。
まずは、話を聴いてあげること、これに徹してください。

そのあと、不安障害の方に、「私の不安を理解してくれた」と思ってもらえてから初めて、「大丈夫だよ」と言ってあげましょう。←この部分はメッチャ重要です。

この「大丈夫だよ」という言葉は、やさしく言うのか、力強く言うのか、どちらがいいのか? に関しては、その人の生まれつき性格によって判断してください。

大切なのは、優しく言ったほうが安心する人と、力強く言ったほうが安心する人がいる、ということを知っていることです。宜しいでしょうか?

続いて話を聴くコツを、あなたにお教えします。
1.あなたに温かい興味と関心がありますよという顔をして聴く。
2.話を聴きながら、しっかり頷(うなず)く。
3.話を聴きながら、優しい声で相槌(あいづち)を打つ。←音量も大切です。
4.良いタイミングで話し手の話を、繰り返したり要約したり明確化したりする。

次に、話を聴くときに「これはしないほうがいいよ」ということをお教えします。
それは、
1.否定する。「そんなことを不安に思うなんておかしい」等と言う。
2.話を取る。「私なんかもっと辛いことがあった」等と自分の話に持っていく。
3.一般論を言う。「誰だって辛い中、頑張っているんだよ」等と言う。

以上、話を聴くコツと、話を聴くときにしないほうがいいことを紹介しました。
しっかり話を聴いてあげて、その上で、「大丈夫だよ!」と言ってあげてください。それが不安障害の人と接するコツです。

それから、お薬の話ですが、
不安障害の方で、お薬を飲んでらっしゃる方がいると思うのですが、そういう方に対して、「薬になんか、頼ってちゃダメだ」等ど、無責任なことは言うもんじゃありません。←この部分もメッチャ重要です。

お薬は、忌み嫌うものでも依存するものでもなく、上手に利用するものです。どうぞ、素人考えで、薬は飲んだほうがいいとか飲まないほうがいいとか言わないようにしてあげてください。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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