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鹿児島発祥で今年創業12年〈地元民を魅了する博多ラーメン〉が味わえるお店を満を持して福岡へ逆輸入

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

2012年、鹿児島市の繁華街天文館の一角で創業した「博多喜喜」は、鹿児島発ながら博多の本格的な豚骨ラーメンをいただけるお店。近年のスタンダードな味わいで豚骨の臭みは一切ない炊き立てでフレッシュな美味しい豚骨ラーメンは、老若男女の誰もが安心して食べられる逸品。

その「博多喜喜」が、昨年2023年の12月に福岡市博多区住吉の「キャナルシティ博多」のすぐ目の前のビルの1階に〈博多喜喜キャナルシティ前店〉を開業した(同ビルの2階には「非豚骨なお人」が入居している)。また、鹿児島発の豚骨ラーメン店として、ひと足先に福岡進出を果たしていた福岡市中央区天神の「豚骨セワン」は、経営自体は別になるものの〈博多喜喜〉の店主とはご兄弟の間柄だそう。

純粋「白」・元祖「黒」・進化「赤」の3種類

開業後3ヵ月の〈博多喜喜キャナルシティ前店〉にお昼遅めの時間帯に初めて訪問してみた。店頭になる立看板のメニューを事前チェック。基本的なラーメンの種類は3種類で、純粋な深みのある豚骨スープで辛味なしのベーシックな「白」、甘辛い黒い辛味ダレ入りで一番人気という「黒」、コクのあるピリ辛の赤い辛味入りの「赤」という構成(天神の豚骨セワンと同じ構成のよう)。それに「煮卵入り」「ねぎ」「キクラゲ」「のりネギ」「ブツギリチャーシュー」「チャーシュー」という、白・黒・赤のそれぞれにトッピングされたメニューがラインナップされている。

さらにセットメニューとして「Aセット」は、餃子5個+ごはん(小)で+350円、「Bセット」は、餃子5個+卵かけご飯 or 明太子ご飯のどちらか一品で+450円、「Cセット」は、餃子5個+炙り肉めし丼 or 炙りマヨチャーシュー丼のどちらか一品で+600円という3セットが用意されている。

初訪問時はメニュー表示左上をなるべく選択

メニューの内容をあらかた確認できたので店内へ。左手にテーブルが一つ、その奥に券売機、右手にカウンター席と厨房という店内構成。券売機はちょっと苦手なタッチパネルのハイテク系でドギマギする。今回選択したのは、お店のおすすめが表示されるメニュー表の左上で、人気No.1の文字もある甘辛い黒ダレ入りの「黒煮卵入り」

食券をスタッフの方に手渡しカウンター席の一番奥に着席。待つことしばし、配膳された一杯は、臭みの一切ない豚骨ラーメン。途中から黒ダレをスープに絡めながら極細のストレート麺を啜ると、程よい辛味と甘みが感じられて美味しさを一段引き上げてくれる。

このスタンダードな美味しさは、どなたにでも安心しておすすめできる頼もしい豚骨ラーメン。辛味ダレがちょっと苦手という方は「白」でいただくと安心ですね。

最寄りの駅は福岡市営地下鉄「櫛田神社前駅」からすぎの場所。博多駅周辺やキャナルシティ博多近くに観光や出張でお立ち寄りの際は、鹿児島初ながら博多の豚骨を極めてた一杯をご堪能いただければ幸いです。

博多喜喜キャナルシティ前店
住所  :福岡県福岡市博多区1丁目5-1[地図
営業時間:11時00分~22時00分
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣に有料駐車場あり

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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