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話が理解できない子には共通点があった!保育士が教える「聞くのが苦手な子に試してほしい話し方」とは

ぽん先生保育士

こんにちは!ぽん先生です。
「少しでも楽しく子育てを!」をモットーに、子育てや育児に関する情報の発信を行っている保育士です。
今回は頂いたご質問はこちら。

Q:4歳の息子がいますが、私たちの話を理解できていないようで、質問をしても話が全く噛み合いません。このような時はどうしたら良いのでしょうか?

夜の親子で過ごす時間、その日の出来事について子どもと話をする方も多いのではないでしょうか?
ところが、上手く話が噛み合わなかったり、その日あったことを理解できていなかったりすると、心配になってしまうこともあると思います。
そんな時、私たちは子どもたちとどのように関わっていけば良いのでしょうか?
こちらの解決方法について解決していきたいと思います。

これで解決!

子どもが大人の話を理解できていないと感じた時は、まず子どもの話す言葉に耳を傾けてみると良いでしょう。
大人の話を理解できない子の共通点とは一体何でしょうか?
それは、子どもの受け取れる言葉の量に対して、大人がかけている言葉が多くなってしまっているということです。
子どもは自分が話せる程度の言葉しか、聞いて理解することができません。
例えば、「ママ、おいで」「ブーブ、いた」というような2つの単語を合わせたものを二語分と言いますが、二語文程度しか話せない子は二語文程度の言葉しか理解することができないのです。
今回いただいたご質問では、4歳児で話が理解できないとのことなので、「僕ね、お家でね、ゲームしたの」というような、おそらく三語文程度の言葉を話しているのではないかと予想されます。
つまり、その場合は三語文が程度の話でないと理解できないため、「今日保育園で〇〇くんと遊んだって言ってたけど、何して遊んだの?」というような文章としてのやりとりは理解できないと頭に入れておくと良いでしょう。
しかし、三語文程度が話せるようになってくると、案外会話として成立するため、文章ではなく単語を繋げただけのやりとりになっていることには気付きにくい部分があります。
そのため、子どもが話を理解できていないと感じた時には

1 その子は文章として会話ができているか
2 それとも、「僕ね、昨日ね、電車乗った」というような単語が繋ぎ合わせた言葉なのか
3 また、その単語は大体いくつ程度が繋がったものか

こういった部分に注目しながら子どもの言葉を聞いてみることで、その子にあった話し方が見えてくるのではないでしょうか?

理解ができない子は叱り方に気をつけて!

ここまで、子どもに合わせた声のかけ方について説明してきましたが、そういった子に対して特に気をつけていただきたいのが叱り方です。
普段は子どもたちの言葉に合わせて声をかけていたとしても、怒りの感情を持っている時は必要以上に言葉を浴びせてしまいやすいもの。
例えば、「どうしてあれだけ何回も“絶対にやらないでね”っていったのに、なんでやっちゃったの!?」というように、詰め寄ってしまうこともあると思います。
ところが、その子が理解できないほどの言葉を非難するように浴びせてしまうとどうでしょうか。
子どもたちにとって「自分は責められているんだ」ということは伝わる一方で、「何がダメだったのか」「どうして怒られているのか」ということは伝わりません。
そのため、そういった叱り方を繰り返すことによって

・何をするにも自信をなくしてしまう
・どうせ大人は僕のことを分かってくれないんだ

というような考えを持つことに繋がりかねません。
そうなってしまうことのないように、怒りの感情を持っている時こそ声をかけず、冷静になってからその子に伝わるように話すことが大切だと言えるでしょう。

その他、育児や保育園などの子どもに関する質問はぽん先生の質問フォームより募集中です!

保育士

東京都で働く保育士。「少しでも楽しい子育てを!」をモットーに活動中。

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