【倉敷市】10/20まで開催!35軒を開放し、屏風や家宝を公開しています
毎年阿智神社の秋季例大祭にあわせて、倉敷美観地区一帯で開催される「倉敷屏風祭」。今年は10月19日(土)・20日(日)の日程です。初日の19日に足を運びました。今年のようすをお届けします。
イベントについて
江戸時代から始まったとされるこのイベント。明治時代の終わりにはなくなり、途絶えていましたが、2002年に復活しました。近年では、町家だけでなく施設にも屏風が並ぶように。
2017年には文化庁「日本遺産」の構成文化財のひとつに認定されたそうです。
2024年のようす
今年、2024年は35軒で屏風や家宝が展示されています。
旅館や施設、飲食店、なかには民家も開放していますよ。いくつか巡ってきたので紹介しましょう。
吉井旅館
吉井旅館は江戸時代の後期に民家として建てられた建物です。現在は割烹旅館となっています。あの坂本龍馬も訪れたそうですよ。
そんな吉井旅館では玄関口に金色に輝く屏風と兜が飾られていました。
加藤邸
加藤亭は民家です。民家にお邪魔してもいいのかな、とドキドキしながら入らせてもらいました。
現在の家主さんの祖父が建てた家で、屏風が好きで集めていたのだとか。
江戸時代後期の儒学者 篠崎小竹というひとの作品なんだそうです。
倉敷十六屋 難波家本宅
呉服屋だった倉敷十六屋。明治中期から昭和初期まで店舗として使用されていた場所に、屏風が展示されていました。
当時の面影が残る造りにもわくわくさせられます。
倉敷の歴史、風土を感じて
展示されているものは古いものから、現代的なものなどさまざま。建物を開放し、訪れるひとを受け入れる商人の町ならではの寛大さも味わえます。
気になっていたけれど入ったことのない施設にも気軽にお邪魔できるのもこのイベントの魅力のひとつです。会期は明日20日まで。気になるかたは足を運んでみてくださいね。
<詳細情報>
倉敷屏風祭
開催場所:倉敷美観地区
開催期間:2024年10月19日(土)~20日(日)
開催日時:10:00~17:00
駐車場 :なし
お問い合わせ:086-424-2111(倉敷商工会議所)