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人間関係リセット症候群になる前に取るべき行動と関係がこじれた時にすべきこと

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

人間関係において、疲れを感じることは、誰にでもあることかと思いますが、その疲れを放置しているとある日突然、限界がきて人間関係をバッサリと切ってしまう「人間関係リセット症候群」に陥ってしまうかもしれません。

人間関係リセット症候群に陥ると、信頼関係が損なわれたり、また一から新しい対人関係を築かなければならなかったりなど、デメリットになることもあります。

できれば、突然リセットすることなく今ある人間関係を大切に過ごすことができたら、とても良いことかと思いますが、難しいと感じてしまった時には、気持ちをどう対処したら良いのでしょうか?

今回は、人間関係リセット症候群になる前に取ると良い方法と、人と関係性がこじれてしまった場合に、どのようにして気持ちを切り替えたら良いのか?について考えてみたいと思います。

人間関係リセット症候群になる前に取るべき行動とは?

「人と会うのが億劫に感じる」「今いる環境に不満を抱いている」など、対人関係でストレスを感じると、逃避したくなることもしばしば…。

そんな時は、人間関係リセット症候群に陥りやすい状態だと言え、注意が必要です。

人間関係において、最近ストレスを感じているな…と感じた場合には、以下のような方法でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか?

・一人の時間を持つ

人間関係に疲労を感じやすい人は、意識的に一人の時間を持つように心がけていただきたいです。

休日は何もしない時間を入れたり、頭を空っぽにする習慣を身に付けたりすることで、精神的な疲労を回復させる効果も期待できます。

他人と何かをしていないと落ち着かない人は、疲れが溜まる前に一人の時間を確保して、意識的にのんびりすることを心がけてみてはいかがでしょうか。

・十分な睡眠時間を確保する

心身に疲れが溜まりやすい人の特徴の一つに、睡眠不足があげられます。

十分な睡眠が取れていないと、日中の判断力が欠如したり、感情のコントロールが難しくなったりするため、間違った行動を取ってしまうリスクが高まります。

「最近、人間関係がしんどいなぁ…」と感じたら、心身に疲労が溜まっているサインだととらえ、睡眠時間をたっぷり取るように意識してみましょう。

睡眠により心身がリフレッシュすると、冷静な判断をすることができ、人間関係においても円滑にやり過ごすことができるかと思います。

・ため込まずに話してみる

話すことで頭の中が整理され、自分の中で気づきが生まれます。

もし、自分の中だけにとどめていたとしたら、悩みが漠然としていることもあり、解決策が分かっていないことも多く、悩みが大きくなってしまうということも多いのではないでしょうか。

そのような時には、人に話を聞いてもらうことでモヤモヤやイライラを吐き出しましょう。

人に受け入れられたという感覚も得られ、気持ちも落ち着くかと思います。

もし、人と関係がこじれてしまったら?

人と関係がこじれてしまう時は、たいていの場合、価値観にズレが生じている時ではないでしょうか。

特にお互いの価値観がズレているのに、共感しようとしたり、共感を求めたりする時に問題が起こることが多いように感じます。

価値観がズレている場合には、どんなに頑張っても共感はできないものです。

では、そのような時にはどうすれば良いのでしょうか?

方法としては、価値観の違う相手を「理解する」ことが大切だと言えます。

価値観が違っているから、関係性を断つのではなく、そういう考え方もあると冷静に理解することで、受け入れることができるのではないでしょうか。

もしかしたら、これから先、価値観が違う相手や途中から価値観が合わなくなる相手と対峙する場面が出てくるかもしれませんが、その度に関係性を拒絶したり、リセットしたりするのではなく、上手く付き合っていく方法としてまずは相手を理解することから始めてみましょう。

関係性がこじれないために普段からしておくと良い「アサーティブ」とは?

社会生活を送る上で、他人と上手く付き合っていくスキルはとても重要だと言えます。

普段からぶつかり合うことなく、より良い関係性を築くためには相手を尊重しつつも、適度な自己主張をすることが求められるのですが、このことを「アサーティブ」と言います。

アサーティブな態度を示すことで、礼儀正しく自分の望むことを相手に伝えることができ、相手にも伝わりやすくなります。

普段からアサーティブなコミュニケーションを意識することで、対人関係のストレスを軽減できる可能性が高まります。

まとめ

今回は人間関係リセット症候群に陥る前に取るべき行動と人と関係がこじれてしまった場合の対処法、普段から心がけたい「アサーティブ」な態度について考えてみました。

人間関係に疲れを感じた時は、まずは「一人の時間」を作って自分をいたわるようにしましょう。

落ち着いたらアサーティブな振る舞いを心がけ、日ごろから対人関係におけるストレスを緩和させましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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