京都祇園にとてつもない新店が!和スイーツコースと総合芸術空間「T.T」
京都祇園、とてつもなく素敵なスポットが誕生!さっそくうかがい、2022年大きな話題になること間違いなしと確信しました。その芸術空間とコンセプト、そして和のスイーツコースをご紹介します。
総合芸術空間作品「T.T」
「T.T」とは
ニューヨークと京都を拠点とするデザイナー高橋 大雅氏の美意識とこだわりが詰まった、
総合芸術空間作品「T.T」が、2021年12月4日(土)、祇園 花見小路から少し西にオープンしました。
京都・祇園にて大正時代初期に建てられた町屋を総改築し、衣食住を通して日本古来の美意識を新たに蘇らせた“考古学的空間”であり“総合芸術空間”。
1階 Taiga Takahashiブティック
2017年に高橋がニューヨークにてスタートさせたブランド。コンセプトは「過去の遺物を蘇らせることで、未来の考古物を発掘する」。
入口を入ると大きな石が。高橋氏が公益財団法人イサム・ノグチ日本財団理事長で石堀家である故 和泉正敏と共に香川県の牟礼で制作した彫刻や、古美術と骨董を展示するギャラリー。
2階「然美 さび」
老舗和菓子司二代目の職人の技が創り出す伝統と革新が融合した菓子、京都の茶葉を中心とした創作日本茶それぞれ5品ずつからなる茶菓懐石(5,000円、予約制)が楽しめます。
茶菓懐石の全容は
12月「師走の茶寮懐石」
一保堂の水出し玉露
①凩(こがらし)
発酵バターを使ったスパイス餡最中。アンチョビの塩とローズマリーの香りがアクセントに。凩にふかれた落ち葉をオマージュ。スイーツにアンチョビって、、、と思ったのですが、あうんです!塩味だけでなく深みがくわわります。餡がまたおいしい、、
一保堂の極上ほうじ茶。
②冴ゆ
洋梨のコンポートにジュレ、米糠の発酵アイスクリーム。凛と澄み渡る冬の気配を表現しています。米ぬかもまた、ヘルシー志向でありながらも、こくがありとてもおいしいアイス。
次のドリンク「枯れこだち」は、ほうじ茶シロッフを使った生姜のスパークリングドリンク。
予約時にアルコール有と無しをリクエストできます。アルコール入りの場合、国産ウォッカを使ったカクテルに。枯れ木をかたどったゴボウでたしかにごぼう茶のような味になります。
③山眠る
荒涼とした野山を、備中産の白小豆の粒あん入りの薯蕷で表現。まさに和菓子! 大好きです!さすが備中産白あずき。ねっとりと上質な餡です。
シェイカーでふるってくれたのは「綿雲」。卵白を使って甘いのかと思いきや、お茶ベースのさわやかなレモンのドリンク。
④枯木星
枯れ枝越しの光る一番星。チョコレートテリーヌ?とおもったら生チョコレートの羊羹。結構大き目なピーカンナッツがはいっています。かなり甘さはひかえめ。
焙煎した独特な香りが、どこか中国茶を思わせる「いり番茶」
⑤落ち葉
やった~和栗のモンブランです!焼き栗のスライスを落ち葉に見立て、中は生クリームを合わせた純栗あん。こちらもまた上質。昨今の絞りたてモンブランと比べて大きすぎないのがうれしいです。
月ごとにかわるメニューにさらにわくわくが
すばらしかった~ 感激しました。華やかとは対極をいく、研ぎ澄まされた感性を体現。それでいてすべての和のスイーツが上質で美味。月ごとにかわるとのことなので来月もまた行きたいなあ、、、とすぐ恋しくなりました。客層もさすが!お洒落で素敵なかたばかりでした。
総合芸術空間作品「T.T」
京都市東山区祇園町南側570-120
アクセス : 京阪本線「祇園四条」駅 徒歩4分 阪急京都線「京都河原町」駅 徒歩7分
電話番号 : ブティック、ギャラリー 075-525-0402 然美 さび 075-525-4020
営業時間 : ブティック、ギャラリー 12:00-19:00 然美 さび 13:00-18:30
定休日 : 水曜日
予約方法 : 然美 さび 完全予約制 https://gionsaryosabi.com/
https://www.taigatakahashi.com/
取材協力:総合芸術空間作品「T.T」