雑餉隈エリアの人気店

1994年に創業し、雑餉隈エリアで絶大な人気を誇る「ラーメン味心」。2024年3月に開業した〈西鉄・天神大牟田線〉の「桜並木駅」のすぐ傍ということもあり、さらにアクセスが良くなり人気も高まるお店。元々は近隣で開業したお店は、2017年に現在の場所へ移転。なので、老舗ですがまだまだ綺麗な店構え。店前には駐車スペースもあり、車で訪れる人も多いです。

店内は広々としていて、テーブル席にボックス席、そしてカウンターとかなりの席数がありますが、ランチから深夜の〆の一杯までピークタイムはかなり混雑します。それもそのはず、お昼の11時30分から早朝の4時まで通し営業というのも凄い。飲み屋街でもあるこのエリア、夜も〆のラーメンやちょい飲みなど、多くの人で賑わいます。

たかなラーメン

ラーメンは豚骨をベースに醤油と塩の二本立て。そこに、もやし・チャーシュー・きくらげなどのトッピングがあり、さらには珍しい豚角煮ラーメンなるものも。サイドメニューにはご飯やおにぎりから、餃子やおでんなど、ちょい飲みメニューも揃います。そんな中で、豚骨醤油のたかなラーメンをチョイスしました。

新鮮でシャキシャキのネギがたっぷり。そこに辛子高菜がトッピングされています。濃厚な豚骨スープに醤油ダレの塩味が効いた、古からの豚骨醤油の味わい。ただ、意外にあっさりといただける。不思議とあっさりと濃厚の両極端を兼ね備えた豚骨スープ。深みある味わいながらさっぱりと、重さも感じることなくいただけるのが美味しい。

麺は自家製麵のようです。中細サイズの王道ストレート麺。パスパスとした歯切れ良い食感は、硬めでコシのある状態でいただくのが美味しいかも。スープの旨味と絡みつつも、スルスルっと後味もスッキリいただけます。

脂感控えめなチャーシュー。お肉の旨味も感じつつ味わいも良いです。

生にんにくとニンニククラッシャーがテーブルに置いてあります。博多ラーメンといえばやはりこれでしょう。クラッシャーで潰した生ニンニクのインパクトは、おろしニンニクとは全然違います。

そしてこれもまた味変を楽しめる〈秘伝辛味ダレ〉。オリジナルの特製タレもこだわりのひとつですね。

替玉時に少し辛味ダレを交えながらいただくと、辛さの刺激が加わり、スープが良き味わいへと変化します。

卓上には他にも、コショウにゴマにラーメンのタレ。お馴染みのものが揃います。

このようにL字型のカウンター席も。カウンターもテーブルも黄色というのが特徴的。ラーメン屋さんや町中華といえば赤いテーブルが主流ですが黄色は珍しい。知っている中では、この「味心」くらいではないでしょうか。

昼から夜、いやいや早朝まで美味しいラーメンを味わえる人気店。雑餉隈エリアを代表する名店ではないでしょうか。濃厚ながらもあっさりと、独特の美味しさを持つ博多ラーメン。ランチでも〆でも立ち寄りたい、地元を中心に圧倒的人気を誇るのが「ラーメン味心」です。

ラーメン 味心