『M-1 2023』優勝条件が揃った真空ジェシカとモグライダー、二強崩しはマユリカ #専門家のまとめ
『M-1』出場条件が「結成10年以内」から「結成15年以内」へ変わって再開した2015年以降、10年目以上のコンビが8大会中6組も優勝。また近年はウエストランド(15年目)、錦鯉(9年目)、マヂカルラブリー(13年目)と決勝経験組が連勝中。10年目以上の実績と技量、過去の経験が結果にあらわれている傾向です。2023年大会でこれらの法則に当てはまるのはどのコンビか、ジンクスを破るなら誰でしょうか。
詳しく知るためのポイント
Q:もっとも優勝に近いのはどのコンビ?
A:最有力は3年連続決勝の11年目・真空ジェシカ 2021年6位、2022年5位と順位も年々上げています
Q:真空ジェシカのライバルは?
A:2年ぶり2回目の決勝進出を決めた14年目・モグライダー 2021年はトップバッターの歴代最高得点をマーク
Q:初決勝の10年目以上のコンビで注目は?
A:12年目のマユリカ 初決勝組は『M-1』再開後の8大会中4勝しており、そのうち“大阪出身”が3勝を占めています
Q:9年目以下で優勝するなら?
A:前回準優勝を含む3度目のファイナリストになったさや香 お笑いファンの間でも1位予想が多数
Q:9年目以下の初決勝組は優勝の可能性がどれくらい?
A:『M-1』再開以降で優勝は霜降り明星のみ ただそれでも令和ロマン、くらげは侮れない
ほかにも9年目のカベポスターは2年連続で決勝へ進み、ダンビラムーチョ、ヤーレンズは初決勝ながら結成12年目のベテランということで、いずれも力があります。また敗者復活枠も、従来の屋外から屋内での開催となり、勝ち上がり方のシステムも変更されたことで劇的な変化が見込め、飛躍の可能性は十分。特にブロック制の勝ち抜きサバイバル方式となったことで、より熱い戦いが期待できます。たとえばAブロックではヘンダーソン、ロングコートダディ、華山、20世紀、ニッポンの社長、ぎょうぶという大阪よしもと漫才劇場で切磋琢磨してきた“仲間”たちがタイマン審査でぶつかり合う可能性が高く、残酷さがありながらその分、ドラマチックな展開が巻き起こるのではないでしょうか。なにはともあれ、誰が勝っても納得できる大会になることは間違いないはずです。
【この記事は、Yahoo!ニュース エキスパート オーサー編集部とオーサーが共同で企画した「専門家のまとめ」記事です。「専門家のまとめ」記事は、ひとつのテーマに関連する複数の記事をオーサーが選び、まとめたものです】