【京都市山科区】もうすぐ梅雨入り!山科川の氾濫による浸水対策はできていますか?
山科には山科川・旧安祥寺川・山科音羽川・岡川・安祥寺川・西野山川・藤尾川・西野山川支川と名前がついている川が8つもあります。そのうち山科川は1級河川に指定されている大きな川です。
山科川は水位周知河川にも指定されています。水位周知河川とは「洪水予報河川以外で,洪水により国民経済上重大な損害を生ずるおそれがあるものとして,国土交通大臣及び都道府県知事が指定した河川のこと。」(水防法第13条)です。
山科では過去に何度も浸水があり、一番新しいところでは2022年8月16日の大雨で床上浸水があり、大規模なものでは2021年の台風18号による浸水では、山科駅近くの安祥寺川から氾濫した水が京阪の線路に流入し、乗り入れをしている京都市地下鉄御陵駅や隣接している山科駅まで浸水しました。
山科川だけでなく、旧安祥寺川や山科音羽川の付近も浸水の危険があるとされています。昭和34年8月13・14日の豪雨の際には京都市一帯に大きな浸水被害があり、山科区もその例外ではありませんでした。
そのため、山科のあちらこちらの電信柱などに「想定浸水深」の看板があります。看板の青い線まで浸水があると予想されているので、梅雨や台風の際には注意をする必要があります。
国土交通省では避難行動における歩行困難水深において、避難可能な浸水深を膝の高さ程度の40~50cmとしています。
京都市防災ポータルサイトでは「京都市水害ハザードマップ」を公開していますので、本格的な梅雨になる前に一度確認してみてくださいね。