「131試合で100敗に到達」は史上最速ではないが…
8月25日、シカゴ・ホワイトソックスは、4対9でデトロイト・タイガースに敗れ、シーズン100敗に到達した。131試合中、勝ったのは31試合しかない。
スタッツ・センターによると、開幕から131試合で100敗は、史上6番目の速さ――試合数の少なさ――だという。その上(?)には、5チームがいる。
ただ、1900年以降に限ると、今シーズンのホワイトソックスは2番目。このスパンの最速は、1916年に130試合で29勝100敗1分のフィラデルフィア・アスレティックス(現オークランド・アスレティックス)だ。
108年前のアスレティックスは、154試合を行い、36勝117敗1分でシーズンを終えた。現在のレギュラーシーズンは、1チーム162試合なので、当時よりも8試合多い。
1シーズンに最も多くの黒星を喫したのは、1899年に20勝134敗のクリーブランド・スパイダーズだが、1900年以降の最多敗は、1962年に40勝120敗1分のニューヨーク・メッツだ。今シーズンのホワイトソックスは、メッツの記録を塗り替える可能性が高い。
ここからの31試合が10勝21敗だと、シーズン全体では41勝121敗となる。10勝21敗の勝率は.323だ。今シーズンの月間勝率は、5月と6月の.321が最も高い。どちらの月も、9勝19敗を記録した。
オールスター・ブレイク後の33試合は、4勝29敗、勝率.121だ。後半は連勝が一度もなく、連敗しなかった○●○のスパンもない。
ホワイトソックスは、ここからの31試合で9チームと対戦する。それらのうち、ボルティモア・オリオールズ(9月2日~4日)、クリーブランド・ガーディアンズ(9月9日~11日)、サンディエゴ・パドレス(9月20日~22日)の3チームは、現時点でポストシーズン進出圏内に位置している。
また、ニューヨーク・メッツ(8月30日~9月1日)とボストン・レッドソックス(9月6日~8日)は、ワイルドカード・レースの4位。ポストシーズンに進める3位との差は、それぞれ、2.5ゲームと4.5ゲームだ。