名古屋名物の一つといえば「ひつまぶし」ですが、うなぎの美味しさをダイレクトに味わえる「うな丼」が好きという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者もその一人です。極論、うなぎとご飯が食べられれば良い！うなぎのタレだけでご飯が食べられる。そんな方にはきっと共感していただけると思います。

そこでシンプルな「うな丼」として、筆者イチオシの「まるや本店」さんのミニうな丼（ご飯大盛り）をご紹介します。

「まるや本店」さんは、天白区に本店を持つひつまぶしの人気店。現在は、名鉄百貨店やJR名古屋駅なごやうまいもん通りに分店を展開しています。

うな丼はミニ・並・上があり、それぞれうなぎが3切れ、4切れ、6切れ乗っています。

うなぎが3切れのミニですが、ご飯を大盛りにすれば十分なボリュームに。

「まるや本店」さんのうなぎは、指定の養鰻業者から時期に合わせて厳選し、1番脂がのった最高品質のうなぎ。焼き色の美しさから、1本1本手捌きにて捌き、絶妙に焼き上げた職人技が光っています。

表面はカリッとしていて焦げとともに脂がとろけ、続いてやってくるフワッとした食感とジューシーな旨味。

旬である冬を外しているということもあり、身はそれほど肉厚ではなかったですが、うなぎの美味しさがギュッと詰まっている印象です。

この連続した食感と、うなぎならではの脂が、タレのかかったご飯を進ませてくれます。シンプルイズベストな美味しさ！やはり「うな丼」の醍醐味はこれですよね。

また、うな丼に付いている「お吸い物」や「お漬物」が美味しいのもポイント。中でも、下漬けから本漬けまで水と機械を一切使用しない奈良漬が絶品です。

脂が乗ったうなぎを楽しみ、最後はさっぱりとしたお漬物。食後には深蒸し茶を出していただき、ほっと一息つきました。

何度いただいても感動する、まるや本店さんの至高の「うな丼」。7月には土用の丑の日もあるので、ぜひ一度味わってみてください。