井伊ドコモ新社長、値下げの切り札は5G基地局共用? 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.391
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石川 温の「スマホ業界新聞」
2020/10/10(vol.391)
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《目次》
1.ドコモ井伊新社長は「基地局共用」に前向き
━━値下げを実現する「コスト削減」の秘策か
2.武田総務相が携帯電話利用者と意見交換会
━━そこそこ使うくせに「高い」と文句を言うのは難癖か
3.KDDIが4G向け周波数の5G転用で一歩前進
━━2030年までに2兆円の設備投資を計画
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.ドコモ井伊新社長は「基地局共用」に前向き
━━値下げを実現する「コスト削減」の秘策か
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12月1日より、NTTドコモの社長に就任する井伊基之副社長。果たしてどのタイミングで料金値下げを仕掛けてくるのか、早くインタビュー取材をしたいものだが、気になったのが過去の発言だ。
昨年10月、NTTの副社長時代にNTT研究所のイベントに登壇。その模様が日経電子版の記事になっているのだが、井伊副社長が5G時代における「インフラ共用」に言及しているのだった。
日経電子版 2019/10/31「5Gは設備競争からインフラ共用へ」NTT副社長」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51634720R31C19A0X30000/
「これまでの携帯インフラは、それぞれの会社がより良い場所にアンテナを建てることがアドバンテージになっていた。設備とサービスが一体化した競争モデルだった」という。さらに「これからは各社でインフラ共用できる部分は進めていくことが目指すべき姿ではないか」としているのだ。
すでにNTTでは、国内で設備共用ビジネスを展開しているJTOWERに資本提携を実施。
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