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日米200勝とNPB200勝の投手はどの球団で200勝目を挙げたのか。あと3勝の田中将大は読売入団

宇根夏樹ベースボール・ライター
田中将大 Aug 2, 2021(写真:ロイター/アフロ)

 12月24日、読売ジャイアンツは、ホームページにこう記した。「読売巨人軍は、東北楽天ゴールデンイーグルスから自由契約となった田中将大投手(36)と選手契約を結ぶことについて合意しましたので、お知らせいたします。」

 田中将大は、日米200勝まであと3勝に迫っている。2007~13年に東北楽天ゴールデンイーグルスで99勝、2014~20年にニューヨーク・ヤンキースで78勝、2021~23年に東北楽天で20勝。合計197勝だ。2024年は0勝。1試合しか登板しておらず、黒星を喫した。

 日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)のどちらでも白星を挙げ、その合計が200以上の投手は3人いる。201勝の野茂英雄に、203勝の黒田博樹ダルビッシュ有(現サンディエゴ・パドレス)がそうだ。また、NPBだけで200勝以上は、24人を数える。

 日米200勝とNPB200勝の計27人を200勝到達の順に並べると、以下のようになる。

筆者作成
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 彼らが200勝目を挙げた時に在籍していた球団は、読売が最も多い。別所毅彦中尾碩志藤本英雄堀内恒夫工藤公康の5人。それに次ぐのは、阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の4人だ。

 読売で200勝に到達した5人のうち、中尾と堀内は、キャリアを通して読売で投げた。藤本は、通算13シーズン中、1947年の1シーズンだけ、読売を離れ、中部日本ドラゴンズ(現・中日ドラゴンズ)に在籍。このシーズンは、17勝を挙げた。別所と工藤は、それぞれ、89勝と162勝を記録した後、読売に入団した。別所の白星は、読売時代に限っても200以上だ。221勝を挙げている。

 なお、野茂とダルビッシュは、MLBで200勝に到達した。2005年にタンパベイ・デビルレイズ(現レイズ)で投げた野茂は、6月15日にMLB122勝目を挙げ、近鉄バファローズ時代の78勝と合わせ、日米200勝とした。ちなみに、この試合でバッテリーを組んだのは、現レイズ監督のケビン・キャッシュだった。

 ダルビッシュの日米200勝については、到達時にこちらで書いた。

「ダルビッシュ有の日本プロ野球で93勝とメジャーリーグで107勝は、それぞれ何位に位置するのか」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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