食器用洗剤で出来る釣竿のメンテナンス 月に一度のお手入れで釣竿の寿命がのびてコスパも向上[手竿編]
魚釣りファンの皆さん!! 釣竿のメンテナンスしてますか?
釣竿は月に一度の簡単なお手入れをするだけで寿命がだいぶ伸びますよ。30日は 3=さ、0=お、で竿の日なのだそうです。この際だから毎月竿の日には釣竿のお手入れをやってみませんか?
今回は小魚を釣る時などに使うリールを使わないシンプルな釣竿、手竿のメンテナンスを紹介します。
小魚釣りでは練餌などの餌を使う事が多いですよね。手についた練餌が釣竿の握り部分に付着すると汚れとなってこびりつき中々取れません。
釣れた小魚のウロコが剥がれて釣竿にこびりついて汚れになる事も結構多いですよね。
今回紹介するメンテナンスはこのような釣竿の表面についた汚れの除去と釣竿の内部に入った汚れの除去の2つのメンテナンスを行います。
釣竿の表面についた汚れの除去はキッチンのシンクで殆どの作業が出来るので手間はそれほど掛からない簡単な作業です。
使う用具は食器洗い用のスポンジと洗剤、それと靴などを洗う時に使う樹脂製のブラシです。
スポンジやブラシは金属製以外のものを用意します。金属製だと釣竿にキズをつけてしまいます。
まずは釣竿の元節のいちばん下側についている尻栓を外します。この尻栓は振出竿ならどのような釣竿でも必ずついています。
尻栓はネジ式になっていてねじると外す事が出来ます。
尻栓を外すと振出竿を構成する各節を取り出す事ができます。
全ての節を取り出して下の写真のように1本1本バラバラの状態にします。
この状態にしてから各節の表面の汚れを除去していきます。最初は元節の握り部分の汚れから落としていきましょう。握る部分が浸る程度にシンクに水を入れます。
特に握り部分は汚れやすい場所です。汚れがひどい時は10分ほど握り部分を水に浸けておくと汚れが落ちやすくなります。
洗剤を付けたスポンジで擦って汚れを落としましょう。
握りの部分は回転するように擦る、ピストンするように擦るを代わる代わる行うと効果的に汚れが落ちます。
握りの部分以外の部分も擦って汚れを落としましょう。
張りついて乾いた魚のウロコのようなシツコイ汚れは靴洗いブラシに洗剤をつけて擦ると効果的に落とす事が出来ます。
元節以外の全ての節も洗剤をつけたスポンジで擦ってキレイにしましょう。
各節の外側の汚れを落とせたら次は節の内部に入った汚れを除去しましょう。
この作業は晴れた日なら外で行う事も出来ますが、風呂場で行うのがいつでも出来て簡単で良いと思います。
まずは元節などの比較的太い節の中に水を注ぎ入れます。こうすると内部の砂などの汚れが洗い流されます。
中間の細い節はまとめて手で握ってから水を注ぎ込むとうまくいきます。十分に水を注ぎ込んで内部の汚れを洗い流します。
内部が洗えたらタオルなどの上に各節を立てて並べて内部の水分を乾燥させます。
半日くらい立て掛けて置いた後に各節を元あったように戻して尻栓を閉めればメンテナンスの完了です。
月に一度のメンテナンスで釣竿のコスパが上がると共に釣具に愛着が湧き魚釣りがより一層楽しくなること請け合いですよ。どうです、竿の日に釣竿のメンテナンスしてみませんか?