最新AI情報なら『There’s an AI for that (そのためのAI) 』をチェック!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/title-1682822669180.jpeg?exp=10800)
KNNポール神田です。
AIの進化を追いかける2023年の忙しい日々を送っている。まるで1995年のインターネットのあの日の出来事のようだ…。AIサービスは毎日30ものサービスがローンチされている。そして、そのリンクがかつての『クレイグズリスト(1995年)』のように紹介されている。AI版の『百式ドットコム(2000年)』といっても良いだろう。それが、『https://theresanaiforthat.com/』だ。
自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチームの衆議院議員塩崎彰久(あきひさ)議員のnoteには、日本のAIに取り組む姿勢と有識者のプレゼン資料が並び非常に勉強になる。来日した、OpenAI社のサム・アルトマンCEOの日本語によるプレゼン資料もダウンロードできる。
https://note.com/akihisa_shiozaki/n/n4c126c27fd3d
![出典:OpenAI社プレゼン資料](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682823355805.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
![出典:OpenAI社プレゼン資料](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682823443688.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
その中の 安宅和人(慶應大学教授):「時代局面を考える」の資料の中で、
『There’s an AI for that.com』が紹介されている。
https://theresanaiforthat.com/
■膨大なAI情報の宝庫 『There’s an AI for that.com』
毎日膨大なサービスが紹介されている 『There’s an AI for that.com』
https://theresanaiforthat.com/
![出典:There’s an AI for that.com 2023年4月28日ローンチページ](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682825093039.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
使い方はカンタン!
気になるAIサービスを見つけ、そこのサービスの概要を読み、実際にそのサービスを使ってみることができる。
例えば、2023年4月29日にローンチされた『GhostTheWriter』というページを見ると…Horror Stories Fiction Text From $15/mo
ということでAIサービスのジャンルもわかる。
![出典:There’s an AI for that.com](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682825574757.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
実際に、『GhostTheWriter』のページに行き、桃太郎の冒頭のあらすじ『昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが…』を英語で与えてみたところ…『GhostTheWriter』は、こんな文章を返してきてくれた…。
![出典:GhostTheWriter](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682826298133.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
昔々、ある山のふもとの村に老夫婦が住んでいました。二人はずっと子供が欲しかったのですが、なかなか子供に恵まれませんでした。老婆は毎日、唯一の収入源である洗濯をするために川へ通っていました。その日、老女は穏やかな水の流れに目をやると、大きな桃が流れているのに気づいた。
その桃は、水面の波打ち際を上下に揺れ動きながら、左右対称の完璧な姿をしている。まるで意図的に置かれたものであるかのようで、これは天からのお告げに違いないと感じずにはいられなかった。
彼女は迷うことなく川に飛び込み、両手で桃をつかんだ。まるで幼い子供を守るように、胸にしっかりと抱きしめた。
水から上がって陸に上がったとき、彼女はその大きさに驚きを隠せなかった!腕に乗せるとずっしりと重く、何か特別なものが詰まっているような気がして、さらに期待感が高まった。
妻は急いで家に戻り、夫にこの幸運を伝えようとした!彼は眼鏡を外し、きれいに拭いてから、この自然からの不思議な贈り物をもっと近くで見ようとしました。
そして、妻の方を向き、畏敬の念を込めて優しく頭を振った: 「これはいったい何なんだ?
そして、2人は同時に手を伸ばし、不思議な桃に向かいました…。
英語部分を『DeepL』で翻訳。
桃太郎の桃がながれてきてからのストーリーがまったく新しくなっている。
『GhostTheWriter』は、物語のアイデアを瞬時にして紡ぎ出してくれるAIサービスだ。
https://www.ghostthewriter.com/
なにしろ、このような驚愕するようなAIで専門特化したサービスが毎日30も公開されているのだ。
■なんと1日あたり30ものAIサービスがローンチされている!
『There’s an AI for that.com』を運営する、Andreiのツイッターによると、累計で3000AIツールになったとリリースされた。
https://twitter.com/imakecoolsites
2023年2月末の段階で、2000種類だったAIツールの登録が、4月上旬には3000種類に増えている。つまり、1日あたり30件に近いAPI利用を含めたAIツールが登録されていることとなる。
■最新のツールとして、『MostSaved(最も保存された部門)』が追記された。
![出典:There’s an AI for that.com](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682826823272.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
『MostSaved(最も保存された部門)』
https://theresanaiforthat.com/most-saved/#switch
他にも…『Timelin(年表部門)』ではリリースされたAIサービスがジャンル別で紹介されている。
![出典:There’s an AI for that.com](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682826959354.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
『Timelin(年表部門)』
https://theresanaiforthat.com/timeline/#switch
なかでもユニークなのが、『Jobs(業務部門)』だ。
AI人材のリクルーティングページかと思えば、AIが業務に与える影響とそれに関連するAIサービスがリスティングされている。
まずは、自分の業務にどんなAIサービスが現れているかをすぐにご自身の手でリサーチすることだ。
『There’s an AI for that(そのためのAIだ!)』には、未来の世界がすでに広がっている…。
![出典:There’s an AI for that.com](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682827325220.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
https://theresanaiforthat.com/jobs/
■『There’s an AI for that.com』創始者のAndrei氏にChatインタビュー
![出典:@imakecoolsites](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682925812885.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
『There’s an AI for that』の前に、画像AIサービスの『Stable Diffusion』のサービスサイトのデータベースからスタートしました。
![出典:https://diffusiondb.com/](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/kandatoshiaki/00347695/image-1682925943084.png?fill=1&fc=fff&fmt=jpeg&q=85&exp=10800)
『DiffusionDB』に取り組んでいるうちに、AI分野全体が、まるで光速のような速さで動いていることに気づき、『There's An AI For That』のサービス開始にさっそく取りかかりました。
『There's An AI For That』は、今までに200万人以上の人に使われています。
驚くことに、毎週のように買収のオファーをいただくようになりました。
オファーの最大額は300万ドル(約4億円)に達し、毎月のように上がっています。
※インタビューは2023年4月30日
まさに、インターネット黎明期を彷彿させるようなスピード感だ。
そう、重要なのはAIを恐れるのではなく、さっさとAIのスキルを自社の業務に取り入れて、より自分の仕事の領域に活かすことだ。
写真ではなく、映画が現れた。 機関車ではなく、自動車が現れた…。
毛筆ではなくワードプロセッサーが現れた。
使い分けで、AIと今までの仕事は大きく変わる。
AIが大衆化し、従来の仕事はよりクリエイティブが求められる。しばらくはその時代が続き、その後はAIがクリエイティブを学習する2.0の世界へ進化する。
それが、おそらくシンギュラリティーと呼んでいた世界観だ。