最新AI情報なら『There’s an AI for that (そのためのAI) 』をチェック!
KNNポール神田です。
AIの進化を追いかける2023年の忙しい日々を送っている。まるで1995年のインターネットのあの日の出来事のようだ…。AIサービスは毎日30ものサービスがローンチされている。そして、そのリンクがかつての『クレイグズリスト(1995年)』のように紹介されている。AI版の『百式ドットコム(2000年)』といっても良いだろう。それが、『https://theresanaiforthat.com/』だ。
自民党AIの進化と実装に関するプロジェクトチームの衆議院議員塩崎彰久(あきひさ)議員のnoteには、日本のAIに取り組む姿勢と有識者のプレゼン資料が並び非常に勉強になる。来日した、OpenAI社のサム・アルトマンCEOの日本語によるプレゼン資料もダウンロードできる。
https://note.com/akihisa_shiozaki/n/n4c126c27fd3d
その中の 安宅和人(慶應大学教授):「時代局面を考える」の資料の中で、
『There’s an AI for that.com』が紹介されている。
https://theresanaiforthat.com/
■膨大なAI情報の宝庫 『There’s an AI for that.com』
毎日膨大なサービスが紹介されている 『There’s an AI for that.com』
https://theresanaiforthat.com/
使い方はカンタン!
気になるAIサービスを見つけ、そこのサービスの概要を読み、実際にそのサービスを使ってみることができる。
例えば、2023年4月29日にローンチされた『GhostTheWriter』というページを見ると…Horror Stories Fiction Text From $15/mo
ということでAIサービスのジャンルもわかる。
実際に、『GhostTheWriter』のページに行き、桃太郎の冒頭のあらすじ『昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが…』を英語で与えてみたところ…『GhostTheWriter』は、こんな文章を返してきてくれた…。
英語部分を『DeepL』で翻訳。
桃太郎の桃がながれてきてからのストーリーがまったく新しくなっている。
『GhostTheWriter』は、物語のアイデアを瞬時にして紡ぎ出してくれるAIサービスだ。
https://www.ghostthewriter.com/
なにしろ、このような驚愕するようなAIで専門特化したサービスが毎日30も公開されているのだ。
■なんと1日あたり30ものAIサービスがローンチされている!
『There’s an AI for that.com』を運営する、Andreiのツイッターによると、累計で3000AIツールになったとリリースされた。
https://twitter.com/imakecoolsites
2023年2月末の段階で、2000種類だったAIツールの登録が、4月上旬には3000種類に増えている。つまり、1日あたり30件に近いAPI利用を含めたAIツールが登録されていることとなる。
■最新のツールとして、『MostSaved(最も保存された部門)』が追記された。
『MostSaved(最も保存された部門)』
https://theresanaiforthat.com/most-saved/#switch
他にも…『Timelin(年表部門)』ではリリースされたAIサービスがジャンル別で紹介されている。
『Timelin(年表部門)』
https://theresanaiforthat.com/timeline/#switch
なかでもユニークなのが、『Jobs(業務部門)』だ。
AI人材のリクルーティングページかと思えば、AIが業務に与える影響とそれに関連するAIサービスがリスティングされている。
まずは、自分の業務にどんなAIサービスが現れているかをすぐにご自身の手でリサーチすることだ。
『There’s an AI for that(そのためのAIだ!)』には、未来の世界がすでに広がっている…。
https://theresanaiforthat.com/jobs/
■『There’s an AI for that.com』創始者のAndrei氏にChatインタビュー
『There’s an AI for that』の前に、画像AIサービスの『Stable Diffusion』のサービスサイトのデータベースからスタートしました。
『DiffusionDB』に取り組んでいるうちに、AI分野全体が、まるで光速のような速さで動いていることに気づき、『There's An AI For That』のサービス開始にさっそく取りかかりました。
『There's An AI For That』は、今までに200万人以上の人に使われています。
驚くことに、毎週のように買収のオファーをいただくようになりました。
オファーの最大額は300万ドル(約4億円)に達し、毎月のように上がっています。
※インタビューは2023年4月30日
まさに、インターネット黎明期を彷彿させるようなスピード感だ。
そう、重要なのはAIを恐れるのではなく、さっさとAIのスキルを自社の業務に取り入れて、より自分の仕事の領域に活かすことだ。
写真ではなく、映画が現れた。 機関車ではなく、自動車が現れた…。
毛筆ではなくワードプロセッサーが現れた。
使い分けで、AIと今までの仕事は大きく変わる。
AIが大衆化し、従来の仕事はよりクリエイティブが求められる。しばらくはその時代が続き、その後はAIがクリエイティブを学習する2.0の世界へ進化する。
それが、おそらくシンギュラリティーと呼んでいた世界観だ。