【家庭菜園】ケチと手抜きを極めよう!ズボラ育苗のススメ
こんにちは!ファイナンシャルプランナーの園芸愛好家グロ子です。
野菜や花の種まきに忙しい季節となりましたが、少しでも楽したいのが本音です。
私は品種にあわせて「直まき」「ポリポット育苗」「ズボラ育苗」に分類して管理の手間を減らしています。
今回はその方法をご紹介します!
直まき
定植場所に直接種まきする「直まき」
楽でいいのですが、プランター栽培の場合は長期間スぺ―スが潰れるのがネックとなります。
他に選択肢のない根物野菜などにのみ「直まき」で種まきします。
ポリポット育苗
「ポリポット育苗」といっていますが、前回の記事『何選ぶ?種まきグッズのメリット・デメリット』で紹介したような種まきグッズをつかった種まき全般です。
「ポリポット育苗」便利なところは持ち運びできるので屋内に入れやすいこと。
発芽に温度管理が必要な野菜の種まきは「ポリポット育苗」一択です。
ズボラ育苗
移植に強いし加温などの温度管理も必要ない。
そんな手のかからない野菜は「ズボラ育苗」でもいいのではないでしょうか?
いくら大好きな家庭菜園とはいえ出来ることや使える時間は限られています。
正しく手抜きするコツを覚えて成功率を上げていきましょう。
私の「ズボラ育苗」のやり方は以下の通りです。
1、プランターに土を入れガンガンに水をかける
この土は使い古しの土に土壌再生剤を混ぜたものでかまいません。
もちろん種まき培土を使ってもいいのですが、種まき培土は「ポリポット育苗」にいやでも使わなくてはなりません。
種まき培土は良質のものを使いたいし、そうなると必然的にお値段も上がる。
節約できるところは節約しましょう。
プランターに最初に入れる土は使い古しの土でも種まき培土でも発芽率に差はつきません。
ポイントは土にたっぷりと水分を含ませておくことです。
2、間隔を意識して種を並べる
湿った土の上に「ズボラ育苗」する種をならべます。
埋め込まずに軽く並べてください。
参考までに上の写真は両端が食用にもなるナスタチウムで中央がトマトです。
発芽した後掘り返して移植するので種と種の間に間隔を取っています。
そのうち一株か二株はそのままにしておいて「直まき」とすると無駄がありません。
これはモロヘイヤの「ズボラ育苗」。
モロヘイヤは移植に強いので種の間隔すら取っていません。
移植に強い野菜はレタス、トマト、シソ、モロヘイヤ、セロリ、ハーブ類ですが、小さなうちの移植ならばブロッコリーや白菜もOKです。
3、種まき培土で薄く覆う
「ズボラ育苗」の場合、ここで始めて種まき培土を使います。
並べた種が隠れる程度に薄く種まき培土で覆います。
種まき培土は細かいので種に密着して水分を保ってくれます。
何回か試したのですが、上から覆う土は種まき培土を使うと使わないではかなりの差が出ました。
ケチっては駄目なところだと思います。
種が見えなくなる程度に土を被せたら種まきの作業は完了です。
ここでジョウロなどで水やりはしないで下さい。
種が流れて偏ってしまうだけです。
ベースの土を十分に湿らせてあるのはそのためです。
下から水分が上がって来るのを待ちましょう。
4、レジ袋を被せる
私のHPのブログ『レジ袋でビニールハウス』でもいっていますが、レジ袋は簡単な温度調節や乾燥対策にとても便利です。
少し注意が必要なのは4月初めくらいからは昼間の気温も上がるため、袋の中の温度が意外と高温になってしまうことです。
上記のブログやgrowfood365のYouTubeを参考にして空気の逃げ道を作って下さい。
ホームセンターにはこんな育苗カバーも売っています。
これなら最初から天辺に熱気を逃す穴が開いています。
5、発芽のチェックを忘れずに!
条件が揃えば2日で発芽する場合もあります。
発芽したら日中はレジ袋を外して太陽や風に当て、苗の徒長を防いで下さい。
これを忘れてレジ袋を被せたままにしてしまうと、ヒヨヒヨの徒長苗になってしまいます。
移植の時は土を湿らせておくと根を傷めにくくなります。
出来るだけ土を落とさないようにするのもコツです。
朝は何もなかった地面に夕方には可愛い双葉が出ている。
その双葉はみるみる大きくなって野菜になる。
家庭菜園たのしいですよ!
お金や手間もかからない「ズボラ育苗」を試してみて下さい。
手は抜けるだけ抜いても〈映える〉家庭菜園は成立します。growfood365のInstagramをぜひご覧ください!