涼しく過ごせる【夏キャンプ】ぐっすりと眠れる5つの暑さ対策のポイントを紹介
キャンプのハイシーズンと言われているのは夏!
しかし、夏は一年で最も過酷なキャンプシーズンでもあります。
過酷な例を挙げると、テントの中はサウナ状態、虫刺されの痒み、人混みの騒ぎ、日焼けの痛み、高い夏料金、汗だくの焚き火、等々。
中でも特に つらいのは暑くて夜に眠れない事ではないでしょうか?
特に平地にあるキャンプ場だと夏は熱帯夜になることが多いですからね。
でも、「開放的な夏空の下でキャンプをしたい!」という気持ちも分かります。
そこで、夏キャンプでも ぐっすり眠れる5つの暑さ対策のポイントを紹介します。
①キャンプ場の場所
まずは、どのような場所にあるキャンプ場が涼しいかと言うと。
第一に標高が高い場所にあること。
一般的に標高が100メートル上がるごとに0.6度づつ下がると言われています。
平地が気温30度の熱帯夜でも標高500メートルだと、気温は27度まで下がります。
更に冷たい風が吹いていると体感温度も下がります。
以下に挙げるテントサイトは、私が実際にキャンプをして涼しく眠れた場所です。
標高500メートル前後の風が抜ける林間サイト
標高が500m前後でも針葉樹の森は涼しいです。
巨木の多い針葉樹の森は風通しが良くて日差しを防ぎ、森が保つ湿度のおかげで冷たい空気が充満しています。
深呼吸をするとフィトンチッド効果で更に元気になります。
水量のある渓流沿いのサイト
標高が500メートル以下の場所でも山から流れてくる水量豊富な渓流沿いは、とても涼しいです。
山の湧き水が流れ込む川は吹く風も冷たく、周囲を冷やしてくれます。
気温と水温の差が8度以上で発生する「川霧」が上流から流れてくると更に涼しく感じます。
南向きに開けた海岸のサイト
一般的に海沿いのサイトは海抜が0メートルなので暑いと思われがちです。
しかし、南向きに開けた海岸は涼しい場合があります。
それは、夏になると海の水で冷やされた南風が絶えず吹いているからです。
風が抜ける松林のサイトで海風に当たり続けていると夜は寒くなることもあります。
ただ、南で台風が発生すると風向きが変わるので要注意。
北海道のキャンプ場
日本最北端の離島・礼文島や霧の多い釧路地方にあるキャンプ場へ行けば、夏でも涼しいです。というより寒いかも…
②テントとタープ
夏のキャンプで涼しく眠るには、どんなテントを使うかも重要なポイントです。
まず、テントを選ぶ条件を挙げてみます。
テントの前後にメッシュドアがある
テント内の温度は人の体温だけでも上昇するので夏は暑く感じます。
そこで、テントの出入り口から風を通して涼しくします。
ただ、一般的なテントに使われているメッシュは、小さな蟻も通れないほど細かい網目なので風が当たっても抜けにくいのです。
その為、出入口が1か所しかないと風が吹いてもテント内の空気は入れ替わりません。
なので、前後にドアが2か所必要なのです。
テントの天井部がメッシュになっている
インナーテントの天井がメッシュなら、テント内の熱が天井から抜けて涼しくなります。
そして、熱がこもるフライシートを取り外して代わりにタープを張ります。
タープと併用することで夜露や雨に濡れることなく、涼しく眠ることができます。
フライシートが無くても自立する
その際にフライシートが無くても自立するテントでなくてはなりません。
ソロでも3人用の広さが欲しい
個人的に狭いテントは荷物を中に入れると窮屈に感じるのでソロキャンプでも3人用テントを使っています。
広いテントは大の字になって眠れるので、暑苦しく感じません。
③水が豊富に使える環境
標高が低くて暑いキャンプ場でも自由に水浴びが出来る環境ならクールダウンが出来て涼しくなります。
例を挙げると以下のような場所になります。
24時間無料で使えるシャワーがある
夏季限定の場合が多いですが、海水浴場に併設されているキャンプ場なら屋外冷水シャワーが24時間使えることがあります。
冷水シャワーを浴びると一気に体が冷えて涼しくなります。
綺麗な川で水浴びできる
四国などに多いですが、急流の川なら下流域でも水質が綺麗な場所があります。
寝苦しい時は川の水を頭から浴びる事で涼しくなります。
ただ、夜の川は危険なので川に浸かるのは厳禁です。
④雨の日を狙う
夏でも雨の降る日は涼しいです。
一日中、シトシトと降る雨なら蒸し暑くなりません。
雨の日はキャンプしている人も少ないので快適です。
⑤体のベタつきを解消する
汗をかくと体がベタベタして気持ち悪いです。
そんな時、私はベビーパウダーを使っています。
炊事場で手足を洗ったり、濡れタオルで体を拭いた後に体中にベビーパウダーを塗布します。
体がサラサラになるので、気持ち良く眠れます。
持ち運びに便利なパフ付きの固形タイプがおススメです。
最後に
標高が低い場所でも今回紹介した方法を使えば、夏でも涼しく眠ることが出来ると思いますので参考にしてみて下さいね。