名湯&秘湯ばかり! 一生に一度は訪ねたい「岩手県の温泉地」5選
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東北は名湯の宝庫である。各県に全国的な知名度を誇る温泉が湧くばかりか、知られざる名湯もあちらこちらに隠れている。
なかでも岩手県は内陸部を中心に個性的な温泉地が揃っている。しかも、秘湯から風情ある温泉街まで種類もさまざま。実に奥が深い。
そこで今回は、一生に一度は訪ねたい岩手県の温泉地を5カ所紹介したい。
大沢温泉(花巻市)
花巻南温泉峡の一角を占める大沢温泉は、2つの個性の異なる建物で構成される一軒宿。なかでも自炊部のある「湯治屋」は、昔ながらの湯治宿の雰囲気を残しており、リーズナブルな料金で湯治を体験できる。木造の入り組んだ館内と昔ながらの和室は、昭和を連想させる。川に面した混浴露天風呂「大沢の湯」が名物で、湯船からの風景は昔話の世界に出てきそうな懐かしさだ。気軽に湯治体験をしてみたい人におすすめ。
鉛温泉(花巻市)
同じく花巻南温泉峡のひとつで、大沢温泉からは車で10分ほどの距離。一軒宿「藤三旅館」の名物は、湯船の深さが平均1.25mもある「白猿の湯」。立ったまま入浴する珍しいスタイルの混浴風呂だ。源泉は湯船の底からぷくぷくと湧き出す足元湧出泉で、湯の鮮度は抜群。川に面した露天風呂もすばらしい。旅館部と湯治部に分かれており、ひとり旅なら2食付きも選べる湯治部でも十分。鮮度の高い湯にひたすら向き合うには最適の環境である。
松川温泉(八幡平市)
八幡平の原生林に囲まれた山の温泉地。近くには松川地熱発電所があるほど源泉に恵まれている。秘湯の宿「峡雲荘」は硫黄が香る乳白色の湯が掛け流し。見た目の印象と異なり、しっとりやさしい入浴感が特徴だ。名物の混浴露天風呂は開放感あふれるロケーションで、春は新緑、秋は紅葉、今の季節は雪景色が美しい。
網張温泉(雫石町)
岩手山麓、標高750メートルに位置する温泉地。8世紀に発見された温泉は「岩手最古の湯」といわれる。温泉宿「休暇村岩手網張温泉」では5つの温泉を湯めぐりできる。なかでも象徴的な存在が、滝の落ちる沢沿いにある露天風呂「仙女の湯」。木々に囲まれた野趣あふれるロケーションが魅力で、湯船には乳白色の濁り湯がかけ流しにされている(冬季閉鎖)。気軽に名湯を楽しむなら日帰り施設「網張温泉館・薬師の湯」がおすすめ。
金田一温泉(二戸市)
岩手県の北部、二戸市にある静かな温泉地。「座敷わらし」に出会える宿「緑風荘」が有名である。2022年にオープンした宿泊施設「カダルテラス金田一」は、温泉街の新しい顔。日帰り入浴やサウナ、プール、カフェなどが充実していて活気を取り戻した感がある。旅館「侍の湯おぼない」は料理や温泉も申し分ないが、若女将のおもてなしには感動する。