教科書をうまく開けない子のための『インデックス大作戦』保育士ママがイラストで解説
こんにちは。発達支援サポーターの『夢 カナエ』です。
わたしは保育士・幼稚園教諭と介護福祉士の資格を持つ、神経発達症(発達障害)の子の親でもあります。
まだ、教室の授業に慣れない、小学1年生の話です。
彼が一年生になって最初に困ったことは、教科書のページを開くことでした。
先生は、ゆっくりとわかりやすく教えてくれます。
「つぎは『にじ色の橋』のページを開いてね。18ページです」
それでも彼は、教科書を開いてページを探すのに、他の子よりも時間がかかります。
手間取っているうちに、授業が進んでしまうこともよくありました。
そんなときは、そのつど先生が横に来て、開く場所を教えてくれます。
でも早く、自分でページを見つけらるようになりたいですね…
そこで実行したのが、インデックス作戦です。
教科書の章ごとに、ページを開きやすいようにインデックスを貼り付けます。
彼の小学校での最初の目標は、『教科書のページを素早く開く』こと。
これには、インデックスがとても役に立ちました。
インデックスがあるおかげで、周りの子に遅れずに教科書を開くことが、次第にできるようになってきました。
そして2年生のときには、インデックスを貼らなくても、授業に遅れることなく、自分でページを探すことができるようになっていましたよ。