Yahoo!ニュース

【京都市下京区】今年はどこの水無月を食べる?創業1803年、醒ヶ井の井戸水でつくる水無月『亀屋良長』

みやこ地域クリエイター/ライター(京都市)

醒ヶ井の井戸水でつくる京都生まれ京都育ち、生粋の京都人みやこです。京都では6月に「夏越の祓(なごしのはらえ)」という神事が行われ、この神事に合わせた6月30日に三角形の和菓子「水無月」をいただきます。水無月とは、外郎(ういろう)の上に小豆をのせて固めた和菓子で、三角形にカットされています。三角形の形は氷のかけらを表していて、小豆がのせられているのは邪気払いの意味が込められているそうです。どこのお店の水無月も見た目はあまり変わりませんが、驚くほど食感や味わいが異なります。皆さん今年はどこの水無月を食べますか?

享和三年(1803年)創業『亀屋良長』。200年以上続く老舗の和菓子店、本店は四条堀川を少し東に入った北側にあります。

こちらのお店でつくられる和菓子には、醒ヶ井通り側にある「醒ヶ井」の井戸水を使用しています。この井戸水は誰でも自由に汲めるのですが、店内でも自由に飲めるようにポットに入れられています。

和菓子店らしく落ち着いた雰囲気。店内はとても奥行きがあり、たくさんの種類の和菓子を販売されています。

お目当ての水無月を発見。こちらのお店では「白」と「抹茶」の2種類が販売されています。

「水無月 白」389円(税込)

外郎の口当たりはなめらかで、弾力は少なく甘さは控えめ。粒の大きな小豆はしっかりとした甘みを感じ、甘みの少ない外郎とは絶妙なバランスです。濃い抹茶と一緒にいただきたいですね。

本日6月30日は夏越の祓、おいしい井戸水でつくられた極上の水無月はいかがでしょうか。気になる方はチェックしてくださいね。

亀屋良長 本店
〒600-8498
京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話番号:075-221-2005
営業時間:9:30~18:00
年中無休(元旦、2日は除く)

【関連記事】
【京都市下京区】老舗和菓子店『亀屋良長』のスライスようかんに秋限定「焼き芋」が登場

【京都市山科区】今年はどこの水無月を食べる?モッチモチの食感がたまらない『仙太郎』の水無月

【京都市中京区】今年はどこの水無月を食べる?外郎の柔らか食感と栗の食感がたまらない『若菜屋』の水無月

地域クリエイター/ライター(京都市)

京都生まれ京都育ち、生粋の京都人です。京都愛が溢れすぎて地域クリエイターになりました。有名な観光地からマニアックなスポット、普段使いのお店からインスタ映えスポットまで、色んな京都の魅力を発信していきます。youtubeやInstagramでは京都の動画配信をしています。

みやこの最近の記事